求人募集サイトなどで検索してみても、パソコン教室の求人は頻繁に見つけることができますよね。

「正社員」「パート」など、どちらの業種でも募集されていて、中には「初心者歓迎」といったような求人もありますが、インストラクターは本当に未経験で大丈夫か、不安な方もいらっしゃるかと思います。

今回は、求人サイトで見られる、パソコン教室の求人について詳しくお伝えしていきます。

スキルはどのくらい必要?

平均ではこのようなレベル

インストラクターとして働くには、やはりある程度のパソコン、MicrosoftのOfficeシリーズに関して知識を持っておく必要はあります。

そのため、「パソコンを全く触ったことがない」「パソコンに触るのに苦手意識がある」といった方は、インストラクターには不向きです。

第一に、

  • パソコンに抵抗がなく触れる人
  • Word、Excel、PowerPointで簡素的な資料がサクッと作れる人
  • 相手の話をしっかりと聞けて、何が求めているかを考える姿勢が持てる人
  • 分からない事やトラブルが起こった場合には、その場であきらめず自分で調べる姿勢を持っている人

といったような条件を持っている人であれば、インストラクターに向いているかと思います。

そのため、かなり高レベルな経験やパソコン知識を求められる、というよりは、ある程度触ったことがあり、分からないことがあったとしても一生懸命調べて対応できる人の方が採用される傾向にあるかもしれません。

MOSなどのパソコン資格は持っておいた方がいい

ある程度しかパソコンを触ったことがない、というレベルでも大丈夫と先ほどお伝えはしましたが、それでもパソコンの資格は持っておくことに越したことはないです。

理由は2つ。

一つ目は、やはりインストラクターとして示しが付かないということです。

通われている生徒の方の中には、「インストラクターをやっているなら、それなりに資格も持っているんだろう」と思っていらっしゃる方がいます。

そのため、持っておいて損はありません。

また、もう一つは、資格取得を目指されている方がいらっしゃれば、仕事として相談にのってあげる必要が出てくる、ということです。

例えば質問で、

  • 「どういったところが、試験範囲になってくるの?」
  • 「どれくらいの頻度で勉強すると、合格できるの?」

といったような質問があったりします。

やはりそういったことにも、ある程度見識を持っていることは必要ですので、実際に自分が試験を受けた際の体験を話せるということも、インストラクターに求められることの一つであると言えます。

教室ごとに異なる授業形態

先ほどは、ある程度パソコンを触ることができ、簡単な資料の作り方などが分かっていることを一つの目安としてお伝えしました。

ただし、パソコン教室によっては詳細な基準は異なったりするのも事実です。

例えば、映像授業形式をとっている教室であれば、基本的には映像授業の中で分からないところの質問を受けたり、映像授業の操作の方法をお伝えしたりと、内容が限られてくる場合もありますが、テキストを見ながら受講する個別指導形式であるとまた違ってきます。

人によって進んでいるレベルやテキストも違いますし、仕事でのパソコンの相談など、

「こんなものを作りたいんだけど、エクセルのどの機能をつかったらできるかなぁ…」

といったような授業以外のことについての質問がされる可能性があります。

そうなってくると、ある程度のパソコン事務での実務経験がものを言いますし、逆に言うと、実務経験を持っていない人や、学生であると対応が難しかったりもします。

そのため、インストラクターになってからも、絶えず勉強をし続ければいけないので、それに耐えうる、また、次々に新しいことにチャレンジしていける姿勢が求められます。

仕事は教えるだけじゃない?

インストラクターの業務は、パソコンを教えるだけではありません。

それ以外にも

  • 事務的な作業
    →入会書類の処理、月謝などのお金の処理、教室備品の整理・棚卸・報告、教室おたよりの作成・配布、(あるならば)教室イベントの準備などなど
  • 集客
    →教室SNSの運用、チラシのポスティング、教室入口に来られた方への勧誘など
  • 入会業務
    →体験に来られた方へのカウンセリング、体験授業の実施、入会書類記入の補助、入会時に関する規約(ルール)の説明などなど

ざっと挙げましたが、このような業務もインストラクターの仕事に入ってきます。

学生や、パートで勤務し始めたばかりの方であれば、集客や入会業務をすぐに任せられることはなく、授業対応にまわされることがほとんどです。

しかし、だんだん勤務歴が長くなってくると、教室の責任者の仕事を少しずつ手伝う可能性も出てきます。

そのため、このような仕事もする可能性がある、もしくは一部を手伝う必要がある、という認識は持っておいた方が良いでしょう。

「初心者歓迎」は大丈夫?

「初心者歓迎=求められるレベルは高くない」

初心者歓迎ということは、

  • 求められるスキルがそこまで高くない
  • インストラクターとしての経歴が全くなくてもOK

というような意味合いを持ちます。

そのようなひよっこインストラクターをゆっくり見守りながら、一緒に業務を共にしてくれる「頼れる先輩社員」がいたりするのが、大体のパソコン教室の通例です。

また、実際の質問は、教科書に載っていないような質問が飛んできたり、不意を突かれるものが多かったりするので、これも実務経験を積み、先輩に教えてもらいながら、インストラクターとして成長するのが通常です。

そのため、大概は「初心者でも大丈夫」という言葉を信用してもいいかもしれません。

しかしながら、そうでもない教室も中にはあったりします。

「初心者歓迎=人手不足」の場合もある…

筆者も実は、大学生時代からアルバイトでインストラクターをし、そのままインストラクターを仕事にしてしまった元ひよっこです。

現在は、このブログを書いているPC教室で勤務をしていますが、前に勤めていたPC教室はなかなかのものでした。

どういうものだったかと言いますと、

  • 「初心者歓迎」
  • 「先輩がしっかり教えてくれます」
  • 「研修もしっかり充実!」

と書いてあったにも関わらず、入ってものの1、2ヶ月で授業運営と教室業務をフルピッチで叩き込まれ、その後には先輩社員がいない状態でひとりで教室をまわすことになり、勤務開始6か月目(まだ大学を卒業していないにも関わらず)には新しい店舗の店長にさせられてしまった、ということがありました。

アルバイトのはずなのに次第に求められることが正社員並みになっていき、教室の仕事のない日に死にかけながら卒業論文を書く、という羽目に(お陰様で大学は卒業できました)。

先ほどお伝えした、入会業務や教室事務、集客などすべての業務をフルスペックでさせられ、なかなかハードな経験をしました。

勿論、そのような環境でも大丈夫だったり、集客のノルマに耐えられる方や、早く教室責任者として働きたい方にはこのような環境はオススメですが、

  • まだ仕事が完璧に分かっていないのに業務をたくさん任せられる
  • 働き始めて2、3週間で入って間もないのに、責任を押し付けられる

といったような教室は、あまり働くのにおすすめはしません。

そのため、入ってみて「ちょっとこれは違うな…」と感じられた方は、すぐに辞められることをおすすめします。

給与・勤務体系はどうなっているのか

中には「歩合制」といったようなものもあるでしょうが、よく見かけるのは時給制です。

短い時間から勤務を募集しているのもあれば、5、6時間くらいの勤務を求めるところまでさまざま。

パート社員が時間ごとに交代しながら、授業運営をしていくスタイルが多いです。

正社員になると、社会保険が付いてくることも。

ただパートであれば、時給と、教室にあるパソコングッズなどを売った成績の「インセンティブ」分が支払われるといったようなケースがほとんどです。

そのため、もっとインストラクター業で収入を増やそうと思った場合は、正社員を目指すというのも一つの手です。

ただ、正社員となると、

  • 「月に何人 入会させる」といったようなノルマ
  • 教室にあるパソコングッズをできるだけ売る

といったような営業のような仕事や、正社員ならではの責任も伴ってきますので、それなりに覚悟が必要です。

最後に

パソコン教室の求人でよくみられる「初心者歓迎」の事例についてお伝えしました。

あくまで筆者の独自目線ですので、意見の一つとして、参考にしていただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。