よく、インターネットを見ていると、「無料でドライバを今すぐ更新」といった広告を目にすることがありますよね。
「え、無料でできるならやっとこうかな！」とついつい思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待った。
その広告、もしかするとかなり怪しいかもしれません。
今回は、「ドライバの更新」といった文言が含まれた広告について、詳しくお伝えしていきます。
「ドライバを無料で更新」は100%怪しい
皆さん、インターネットをしていて、以下のような広告をご覧になったことはありますか？
このような文言を見て、
・「ドライバってよく聞くけど、大事なものよね、きっと。じゃ、更新しとかなきゃ！」
・「更新ってお金がかかるんだ…！無料でできるならこんなにありがたいことはないよね」
なんて思われる方、いらっしゃるかと思います。
けれども、「ドライバの更新にお金がかかる」なんていうことは、天地がひっくり返ってもまずありえません。
例えば、パソコンメーカー（富士通やNEC、東芝、SONYなどなど…）が出しているドライバやプリンターのドライバ、その他もろもろの必要なドライバに関しても、基本的に「更新＝お金がかかる」ということはございません。
一歩踏みとどまって、そのクリックをやめていただきたい…！
パソコン教室スタッフの心からのお願いでございます。
クリックしてしまうとどうなる…？
これらの広告、一見ちゃんとしているように見えますが、クリックしてしまうと、面倒臭いことに巻き込まれてしまいます。
どうなるかといいますと、怪しげなソフトをインストールさせられてしまうのです。
パソコンに怪しげなソフトがインストールされますと、早速
「あなたのパソコンのドライバは期限切れです！危険です！」
といったようなメッセージが画面の隅っこに出てきたり。
大胆なヤツは、画面全体を占拠してきたりして「危・険・で・す！！！」といったアピールをひたすらに繰り返してきます。
そして、期限の切れたドライバは危険だから、と自社製のソフトで更新をするように迫ってくるのです。
その際に
「お客さん、うちのソフトはかなり優秀ですので、ぜひ有料版をご購入ください！いや、必ずご購入ください！」
といった勢いで、有料版の購入を勧めてくるのです。
可哀そうなことに、パソコンの詳細をそこまでご存じでない方が、有料版を騙されて買ってしまう、というケースも報告されています。
厄介な「無料でドライバを更新」広告、正体は一体…？
「はっきり言って、ウイルスでしょ？」
と言われますと、迷惑をかけるものという定義では一緒ですが、答えはNO。
パソコンからパソコンに感染するわけではないので、ウイルスにはなりません。
ただし、「パソコン使用の阻害」及び「我々の精神にストレスをかけてくる」という点から考慮しますと、立派な迷惑ソフト、「迷惑マルウェア」「迷惑アドウェア」というものに該当します。
これらのソフトのホームページに実際にアクセスしてみると、きちんとした清潔感のある洗練されたようなホームページが出てきますので、全く迷惑ソフトを提供するような会社には見えません。
しかしながら、このような手法を用いて自社製品を購入させるというところから見ても、製品に信頼を置けないことは事実。
次に広告を見かけたとしても、絶対にクリックしないようにしましょう。
最後に
「無料でドライバを今すぐ更新」といったような広告について、詳しく解説してきました。
もし、ご自身の周りの方でこのような広告をご覧になっている方がいらっしゃいましたら、ぜひともクリックするのを止めていただけると非常に幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
