子どもの習いごとといえば、スポーツや習字、ピアノ…などなど、今も昔も変わらず人気のものが多いイメージです。
それに加え、最近は「プログラミング」もお子さんの習いごとの一つとして挙げられるようになってきました。
先ほどご紹介したような習いごとと比べると、プログラミング教室ではイマイチ、何を勉強するのか、どんなことで学んでいくのか、何ができるようになるのか、などなど、イメージが付かないことも多いです。
今回は、習いごとのプログラミング教室では、一体何をするのか、何ができるようになるのか、といったことを詳しく解説していきます。
もくじ
子ども向けのプログラミング教室は多種多様
「プログラミングって、あれでしょ、パソコンでひたすら英語みたいなのを打っていくんでしょ」
「ほら!映画の中でフードを被った人がひたすらパソコンカタカタしてるやつだ!」
と思われる方も多いかもしれません。
しかし、あれはあくまでかっこいいシーンだけを切り取ったイメージだけで、実際のプログラミングとはかけ離れています。
そこで
「じゃあ、子ども向けのプログラミング教室では一体何をするのよ」
とますますわからなくなるかもしれませんが、無理もありません。
実は、子ども向けのプログラミング教室では学習内容がみんな一様ではありません。
Aの内容が得意なプログラミング教室もあれば、Aの内容もBの内容も教えているプログラミング教室もある…といったように、教室によって学習の内容、特色が異なってきます。
そのため、お子さんによっても合う、合わないといった事例が出てきますので、しっかり体験をさせてから入会を決められるのがおすすめです。
プログラミング教室のタイプ別紹介
筆者の独断と偏見にはなりますが、プログラミング教室で扱われている「教育コンテンツ」をいくつかご紹介します。
この中で気になった教育コンテンツがあれば、扱っているお近くの教室を探すのもOKです。
ゲームと一緒に楽しく学習!タイプ
最近多くなってきたのが、お子さんが好きなゲームやアニメなどを題材にしたプログラミング教育コンテンツです。
挙げられるのが、
- ゲーム【マインクラフト】を題材にしたもの
- アニメ【ディズニー】の世界観を題材にしたもの
- ゲーム【ロブロックス】を題材にしたもの
などなど、ゲームやアニメの世界観を反映させたコンテンツがたくさんあります。
といっても単にゲームをしたりアニメを見るわけではありません。
あくまでその世界の中でキャラクターなどの登場人物を「プログラミング」することによって、
- 思い通りに動かす
- 簡単なクイズゲームを作る ex)キャラクターが「正解!」「間違い!」といったように答えを出してくれるようなもの
- 敵を倒してスコアを上げていくようなゲームを作る
といったようなものです。
最初は、お花を自動的に並べてみるプログラミングなど、簡単なものを作っていきます。
そしてだんだんレベルが上がるにつれて、ゲームを「つくる」ようになっていきます。
ゲームをする、というよりは、ゲームをつくる、ゲームの仕組みをわかるという学習です。
ロボットでどんどん実践!タイプ
こちらもプログラミング講座では人気のものです。
実際に手順書を見ながら、ブロックなどを使ってロボットを製作します。
そして、出来上がったロボットに、制作したプログラムを転送して動かす、というのが全体の流れになってきます。
- 自考力キッズ
- エジソンアカデミー
- KOOV(クーブ)
- ヒューマンアカデミーロボット教室
などなど、ロボットタイプでも様々な教育コンテンツが見られます。
ロボットを使ったプログラミング授業の良いところは、パソコンだけでプログラミングが完結しないことです。
プログラムを実際に作成して、ロボットに転送し動かす、というのが講座の主な流れです。
ただ、プログラムを転送してロボットを動かしてみてもうまくいかないとき。
この時には様々な「うまくいかない原因」が考えられます。
プログラム自体に不具合があったり、ロボットのパーツをちゃんとつけていなかったり。
電池のパワーがなくなってきていて、ロボットの動きが悪かったり。
様々な原因が考えられるのです。
授業でこのような展開になるのはロボット授業ならではです。
「この原因がなにか」
「どうしたらうまくいくのか」
と考える力が付きやすいのはロボット教室の強いメリットだと言えるでしょう。
子どもたちはどうやってプログラミングをするの?
今までご紹介してきた教育コンテンツではすべて、ビジュアルプログラミング言語を使います。
「○○の位置に並べる」「○○のときに姿を消す」といったように、命令がブロックになったプログラミング言語があります。
それを上から順番に並ばせると、パソコンは上から順番にプログラムを実践していきます。
そのように「並べるだけでできる」プログラミング言語でお子さんたちは学習を進めていきますので、英語ができる必要があったり、プログラミングの専門知識が要るということはありません。
見たままブロックを並べていくだけですので、プログラムをするということに関してはどのお子さんでもハードルは低いかと思います。
ただ、「理解する」「うまくいかない場合の対処」に関してはなかなか一人でできませんので、その辺は大人のしっかりとしたサポートが必要になってきます。
〇このブログ記事のまとめ〇
この記事では、お子さんたちはプログラミング教室で一体何を学ぶのか、どのように学んでいくのか、プログラミングをどのようにおこなっていくのか、についてお伝えしてきました。プログラミング教室にお子さんを通わせるかお悩みの方は、ぜひ一度気になる教室で体験させてあげるといいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。