「死のブルー」の異名を持つ、ブルースクリーンの画面。
パソコンを使っていてこの画面が出ると、
もはや手の施しようがなくなるほどの「末期」状態であることを示すとされています。
今回は、ブルースクリーンが出た時のための、最後の希望となるやもしれぬ回復方法についてお伝えしていきます。
原因不明のブルースクリーン
当教室でもパソコン修理を行っているのですが、2022年現在の最近、パソコンを使用していて急にブルースクリーンが出る、という現象に悩む方々が多く来られるようになりました。
「昨日まで使えていたのよー!」
「さっきまで普通に動いていたんだけど、こんな画面が出てきて…」
というように、突如発生する事案が増加しています。
考えられる原因を二三挙げると、ハードディスクが完璧に壊れている状態や、作ったり保存しているデータは見られるもののパソコンとしては全く使えない状態であるから、ブルースクリーンが出る、ということが推測されます。
勿論、このような原因だけとは限りませんが、要はパソコンが瀕死の状態である、ということは事実と言えます。
何をやっても戻らない…
さて、そんな症状にお悩みの方々がこぞって持ってこられた際の画面は、青い画面にQRコードが表示されたもの。
「これを読み取れば…!」
と思ってスマホで読み取ってみても、何か有効な解決策が書いてあるかと言えば、半分は嘘です。
稀に試して解決することもありますが、ほとんどは書いてある解決策を試したところで、
全くダメなことがほとんど。
また、
- スタートアップ修復(自動修復)をする
- コマンドプロンプトでシステムファイルの修復をする
といった方法も見られますが、これらの方法はかなり熟練したパソコンの使い手でなければ難しいですし、これらの方法で確実に直るとも限りません。
そのため、普段からシステムの修復作業やコマンドプロンプトに慣れ親しんだ人でなければ、このような解決方法は現実的にはハードルが高いでしょう。
今からでも遅くない!復元ポイントの作成で対策を
当教室の修理スタッフがこの事例で散々悩んだ挙句、見つけ出したのが「復元ポイントの作成」。
何人かパソコンを持ってこられた方々の中には、自動的に「復元ポイントの作成」という操作がなされていて、システムのバックアップが残っていました。
それを使って復元作業をすると、死のブルースクリーンから見事カムバックさせることに成功したのです!
そのため、復元ポイントだけ作成しておくと、修理業者に修理を依頼する際に、パソコンがリカバリーできる確率を少し上げることができるのです。
これらは、何も素人の方に決してできないものではありませんので、気が付いた際に一度やられておくといいでしょう。
方法は以下の通りです。
- パソコン画面左下のWindowsマーク(窓のマーク)をクリック
- Windowsマークの近くにある、歯車マークの設定ボタンをクリック
- 設定の画面が出てきたら、画面上部の検索欄に「復元ポイント」と入力し、出てきた「復元ポイントの作成」をクリック
- 小さな画面で「システムの保護」というものが出てくるので、その画面下にある「システムの保護が有効になっているドライブの復元ポイントを今すぐ作成します」という記述横にある「作成」をクリック
- 作成する復元ポイントの説明書きを求められるので、日付等分かりやすいように入力をしておき、「作成」をクリック
むやみやたらにやるものではありませんが、気が付いた際に作成しておくと、もしもの時に何とかできるかもしれません。
※なお、復元ポイントの作成をされる場合は、くれぐれもご自身の責任でお願いいたします。
最後に
今回は、使用してるパソコンにブルースクリーンが出た際の、修復できる可能性がある対策法「復元ポイントの作成」についてお伝えしました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。