パソコンを使っていて、

「勝手にマウスが動く…」なんてことありませんか?

「ちゃんと操作しているのに…!」

「なんか不気味な動き方なんだけど」

というふうに、意図しないマウスの動きにお困りの方は多いです。

今回は、カーソルが勝手に動いてしまう場合に考えられる原因と、対処法についてお伝えしていきます。

まずはパソコンの再起動を

一番最初におすすめするのが「パソコンの再起動」です。

何かちょっとした不具合や問題が起こった場合は、パソコンを再起動させることで解決することがあります。

「必ず不具合が直る」と断言はできませんが、再起動はパソコンのシステムやハード面について詳しくご存じない方でも気軽にできる対処法です。

何度もするものではありませんが、なかなか改善されない場合は一度試してみるとよいでしょう。

マウスの不調で考えられる原因

①マウスの電池切れ

一番よくみられるのが、マウスの電池切れです。

マウスの種類は大きく分けて、「有線」と「無線」と2タイプあります。

その「無線」のタイプの「電池」で動くマウスをお使いの場合、電池が切れてくると動きが悪くなることがあります。

動かしても自分の動きにマウスカーソルがついてこなかったり、見当違いの方向に飛んでってしまったりと不調の症状も様々です。

「長らく電池を変えていないな」

「そういわれればそうかもしれない」

と心当たりのある方は、一度マウスの電池を交換してみると、直ることがあります。

②マウス自体の不調

マウス自体に不調があることもあります。

これは「有線」タイプと「無線」タイプ問わずで起こることです。

もし、他にもおうちにパソコンがあるのであれば、違うパソコンでその該当のマウスを使うなどして、症状を観察してみましょう。

違うパソコンでマウスを使っても同じ現象が起こるのであれば、間違いなくマウスは壊れているといえるでしょう。

この場合は、マウスの買い替えをお勧めします。

逆に、マウスが違うパソコンでは正常に動く場合、パソコン側の方に問題があると考えられます。

③マウスの使う場所が悪い

真っ黒い机の上で使用したりすると、マウスがきちんと動かない場合もあります。

特に「光学式マウス」と言って、マウスの裏面から光が出ているタイプのマウスの場合、きちんと反射する光をとらえられないために動かないということがあります。

そのため、マウスを使う場所が悪い場合も、きちんと動かない原因の一つになりかねます。

④タッチパッド

入力時に手首や服の袖が当たると、カーソルが動いてしまうことがあります。

「え、今ちょっとしか触れていないのに!!」

という場合でも、カーソルが違う場所に動いてしまうことがあります。

あとは親指が原因の場合も。

キーボードで入力をしているときは、どうしても親指がタッチパッドの真上に来やすいので、触れていなくてもタッチパッドに近い距離であればタッチパッドが反応してしまったりします。

そのため、入力時にはできるだけタッチパッドに触れないように、注意して入力する必要があります。

でもだからといって、

「そんなのいちいち気を付けてられるかっ!」

という方がほとんどだと思います。

そんな方は、タッチパッドが反応しないようにすると、ストレスを減らすことができます。

①タッチパッドの感度を下げる

タッチパッドに触れないように注意していても、なかなか難しいこともあります。

「どうしても当たってしまう…」という方は、タッチパッドの方をどうにかするしかありません。

その方法の1つが、タッチパッドの反応・感度を下げるというものです。

「カーソルは勝手に動いてほしくないけど、たまにタッチパッドも使うのよね」

という方は、こちらの方がいいかもしれません。

方法は以下の通りです。

  1. スタートボタンをクリックし、歯車マークの「設定」をクリック
  2. 「デバイス」をクリック
  3. 左のメニュー一覧から「タッチパッド」をクリック
  4. 「タッチパッドの感度」から「低い感度」を選択

これで、マウスの感度を下げることができます。

②タッチパッドを無効にする

「タッチパッドの感度を下げたけれども、カーソルは相変わらず動いてしまう…」

「もうタッチパッドは使わないから、感度は要らない!」

という方は、タッチパッドを無効にするといいでしょう。

方法は以下の通りです。

  1. スタートボタンをクリックし、歯車マークの「設定」をクリック
  2. 「デバイス」をクリック
  3. 左のメニュー一覧から「タッチパッド」をクリック
  4. 画面右側から「追加の設定」をクリック

出現した画面のメニュー「デバイス設定」から、「USBマウス接続時に内蔵ポインティングデバイスを無効にする」をクリック

⑤マウスのドライバーの不調

マウスを使用する際、我々が必ずお世話になっているのが「ドライバー(もしくはドライバ)」。

マウスは単に挿すだけでパソコン上で使えるようになる、という仕組みではありません。

挿した際に、「ドライバー」と呼ばれる装置がパソコンで構築されます。

このドライバーがパソコンの中で構築されることによって、ドライバーがマウスとパソコンのやり取りをつなぐ「架け橋」のような役割を担ってくれます。

ドライバーが正常に動くことで、マウスも正常に動きます。

逆に言えば、ドライバーに不調が起こると、マウスも正常に動かなくなります。

マウスを交換したり、電池を入れ替えてもだめな場合は、一度このドライバーの不調を疑った方がよいでしょう。

マウスのドライバーを再インストールすることで、不具合が解決する可能性があります。

以下の手順からドライバーを再インストールすることができます。

マウスのドライバーの再インストール方法

  1. 画面左下のWindowsマークの上で右クリック
  2. 出てきた一覧の中から「デバイスマネージャー」を見つけてクリック
  3. デバイスマネージャーの画面が立ち上がるので、その中から「マウスとそのほかのポインティングデバイス」をみつけてクリック
  4. さらに名前の一覧が出てくるので、その中から使用しているマウスの名前を見つけてその上で右クリック
  5. 「警告:システムからこのデバイスをアンインストール使用としています」というメッセージ画面が出てきたら、画面下の「アンインストール」をクリック

これで、パソコン上からマウスのドライバーがなくなった状態、「アンインストール」がされました。

後は、パソコンを再起動(電源を一度切って、しばらくしてつけるのでもOK)させて、再度マウスをパソコンにつなげると自動的にドライバーが構築されて「再インストール」された状態になります。

ウイルス・マルウェアに感染していることも否定できない

「不規則にジグザグ動く」

「どんなに操作をしても画面中央にマウスカーソルが戻る」

といった勝手に動く症状であれば、パソコンやマウスの不具合である可能性が高いです。

しかし、「人が操作しているように動く」場合。

その場合は、遠隔操作されていると思った方がよいでしょう。

例えば、勝手にソフトが立ち上げられたり、操作がすいすい勝手に進んでいったりするような、「勝手に動く現象」。

明らかにパソコンの不具合ではなく、外的な要因のせいでそのような動きをしている可能性があります。

Windowsディフェンダーやウイルス対策ソフト(マカフィー、ノートン、ウイルスバスター、ZEROセキュリティ等々)で直ちに「スキャン」機能を使ってウイルスがあるかどうか確認しましょう。

ご自身で駆除できるのであれば、ウイルス対策ソフトで駆除してもよいですが、わからない場合はパソコン修理ショップ等に問い合わせをし、持ち込むことをおすすめします。

わからないときはためらわずに相談を

「なんか勝手に操作されている感じで動くんだよね」

「なんか怪しいソフトか何かが入っていそうな気がするんだけれども…」

といったように不安な場合。

その場合はまず、実際にトラブルが発生しているところをスマホのカメラで動画として残しておくのがよいです。

操作をしている際にトラブルが起こるのであれば、カメラを回しながら操作をしてみましょう。

そして、その現象が録画できたら、パソコン修理店に持って行って、

「実際にこんなことが起こるんです…」

と話すとわかってもらえることがあります。

言葉だけで伝えられるよりは映像とともに説明をされる方が、修理スタッフも解決に向けて動きやすくなります。

余裕がある方は、ぜひ現象の撮影をしておきましょう。

そして、パソコン修理店への相談はためらわずに行いましょう。

パソコン修理店は、パソコンが瀕死の状態でないと持っていってはいけない、なんてルールはありません。

どんなちっちゃなトラブルでも、ご自身が不安なのであればまず相談をしてみましょう!

ちなみにキュリオステーション岩出店でも、パソコンの点検は無料で実施しています。
困った場合は、ぜひお立ち寄りくださいね。

〇このブログ記事のまとめ〇

マウスカーソルが勝手に動いてしまう現象について、考えられる原因をいくつかお伝えしました。

この記事が少しでも問題解決の参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。