縦書きで文書を作成する際、半角数字を入力すると、横向きに表示がされます。
「なんでそうなるの…!!」と、ため息をつきたくなりますよね。
今回は、縦書きの文章で、数字を縦に表示する方法をお伝えします。
対策方法はこの2つ
- 縦中横機能を使う
- 全角にする
次の見出しから詳しく見てみましょう。
「縦中横」機能を使う
縦中横という機能があります。
その機能を使うと、半角数字を縦に表示することができます。
①まずは、縦向きにしたい数字を選択
②そのあとに「ホームタブ」内の「段落グループ」内にある、このボタンをクリックし、
出てきた一覧の中から「縦中横」をクリック
こうすると、数字の表示が縦となります。
全角で入力すると、縦書き表示になる
数字だけではなく、実は半角の英字も縦書きで入力すると、横向きになってしまいます。
そのため、縦中横の機能を使うことができます。
ただ、わざわざ縦中横の機能を使うのがめんどくさい、という方は、数字もアルファベットどちらも全角で打つといいでしょう。
全角で入力をすると、元から縦向きで表示がされますので、新たに縦中横の機能を追加する必要はありません。
読み方は「たてちゅうよこ」、れっきとしたJIS規格
「なんだそのネーミングは…?」
とつい思ってしまいそうですが、実はちゃんとした名前の「縦中横」。
JIS×4051という、「規格」にきちんと定義がされているんです。
(参照:公益社団法人日本印刷技術協会 掲載記事)
「JIS X 4051」とは、印刷物をデザイン・制作したりする際、文書入力ソフトを制作する際などに参照される規格。
てっきり「翻訳家が間違ってつけちゃいました!えへっ」といったようなネーミングに思われますが、れっきとした文字の表記方法なのです。
ネーミングには騙されないようにしましょう。
最後に
縦書きで文書を作成する際に、半角数字を縦向きに表示する方法についてお伝えしました。
あまり普段使うことのない「縦中横」の機能ですが、「そんなのもあるのね」とぜひ覚えていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。