ワードで縦書きの文書を作っていると、数字や英字が縦に並んで読みにくく感じることがあります。たとえば「2025年」や「03-1234」など、数字や記号がバラバラに見えることもありますよね。そんなときに役立つのが「縦中横(たてちゅうよこ)」という機能です。この機能を使えば、縦書き中でも数字や短い英単語を横向きに表示できます。見た目が整って、読みやすさもアップします。この記事では、ワード初心者の方でも簡単に使えるように、「縦中横」の使い方を手順に沿ってご紹介します。

ワードの縦書き文書で一部だけ横書きにするには?「縦中横」が便利!

ワードの縦書き文書では、数字や英字も縦に表示されます。そのため、電話番号や日付などが読みづらく感じることがあります。そんなときに便利なのが「縦中横」という機能です。これは、縦書き文書の中で、選んだ短い文字列(2〜4文字)だけを横向きに表示できる機能です。

たとえば次のような場面で使われます。

  • 年号や日付(例:〔2025〕年)
  • 郵便番号や電話番号(例:〔03〕-1234-5678)
  • 英語や略語(例:PDF、URLなど)

「縦中横」を使うことで、読みやすく、整った文書になります。特に、読みやすさが求められる案内文やお知らせ文書では効果的です。初心者の方にも扱いやすく、見た目の印象を良くするテクニックとしておすすめです。

「縦中横」の使い方をステップごとに解説

ここからは、「縦中横」を実際に使う方法を説明します。操作はとても簡単です。ワードが苦手な方でも、手順通りに進めればすぐにできます。

以下のように操作してください。

  1. 横向きにしたい文字列を選択
    数字や英語など、横にしたい部分だけをドラッグします
    例:「2025」や「03」など
  2. 「ホーム」タブを開く
    リボン上部にある「ホーム」タブをクリックします
  3. フォントダイアログを表示
    「フォント」グループの右下にある「小さな矢印」をクリックします
    これでフォントの詳細設定画面が開きます
  4. 「縦中横」にチェックを入れる
    「文字飾り」の中にある「縦中横」にチェックを入れます
    必要に応じて「2文字」「4文字」など文字数を設定します
  5. 「OK」を押して完了
    選んだ部分だけが横向きになります

このように、数ステップで縦書きの中に横書きができるようになります。

まとめ|ワードの縦書き中に一部だけ横書きするなら「縦中横」がおすすめ!

縦書き文書で数字や英語を読みやすく整えたいときは、「縦中横」が非常に便利です。難しい操作は必要なく、短い文字列を選んで設定するだけで、すぐに横向きにできます。日付や電話番号、英語の略語など、見た目がぐっと良くなります。

今回ご紹介した操作方法は、初心者の方でも迷わず使える内容です。文字の向きを整えることで、文書の印象や読みやすさも大きく変わります。ぜひ一度使ってみてください。

この機能を知っているだけで、ワードの文書作成がもっと楽しく、見栄え良くなります。文書の質を上げたい方は、「縦中横」を活用してみましょう!