「Windowsパソコンで動画編集」といえば、多くの方が「Moviemaker(ムービーメーカー)」を思い浮かべられるのではないでしょうか。
Windows7には標準でついていた動画編集ソフトで、気軽に動画編集ができるという点で、初心者を含めた幅広い人に人気でしたね。
しかし残念ながら、Windows10にはムービーメーカーは入っていないので、多くの人が代わりのものを探すのに苦労されているかと思います。
今回はその選択肢の一つとして、Windows10に標準で入っている、動画編集機能を持つソフト「フォト」の機能をご紹介します。
もくじ
動画のトリミング・分割
挿入した動画の長さの調整や、分割をすることができます。
この機能は動画編集になくてはならないものですよね。
画面上のつまみを調節することで長さが決められます。
画面の比率変更
画面の比率の変更もできます。
多機能な動画編集ソフトとは違い、比率の選択肢は16:9と4:3の2つしかありませんが、変更が可能です。
タイトルカード(表紙)
文章やスライドショーでいう表紙のようなものを付けることができます。
タイトルカードで設定できるものは以下のようなものです。
タイトルを付ける
タイトルの配置とアニメーション(出現のさせ方)を既定の中から選ぶ
タイトルカードの背景の変更
タイトルカード表示期間の調整
配置などは既定のテンプレートでしか選択できませんので、自由に動かすことはできませんが、テンプレート自体は5つか6つありますので、その中から好きなものを選ぶことができます。
モーション(映像の拡大や縮小)
動画を再生中、特定の方向に動かしたりする機能です。
ex)だんだん右上にクローズアップする
真ん中から徐々に画面が縮小で、全体が見えるようにする など
こちらも自分で設定する、というよりは、既にあるテンプレートから選ぶという方が正しいです。
テンプレートの種類は10個ほどあるので、その中から任意の動きを選ぶことができます。
3D効果
これは、フォトならではの機能であると思います。
色々なアニメーションのテンプレートがあるので、それを選んで動画に適用させるというものです。
アニメーションの種類は色々。
例えば、「LIVE中」というマークを出したり、画面上に雨を降らせるアニメーションがあったりと、種類は豊富です。
少しアレンジを加えたい際には利用するといいでしょう。
フィルター
写真を加工するときの修正機能としてある「フィルター」と同じで、画面の色合いや質感を修正することができる機能です。
これも細かい調節はできないので、既にあるテンプレートの中から選ぶことにはなりますが、種類が豊富で、色々な修正を加えることができます。
再生速度変更
「遅い」「普通」「速い」の三段階の中で、動画の再生速度を変更することもできます。
つまみのような部分がありますので、それを操作して動画の再生速度を決めることができます。
画像・動画 向きの回転
右に90度、左に90度、逆さまの向きに画面を変更することもできます。
右側にある円を描いた矢印のマークを押すと、順番に向きが変更されます。
BGM
テンプレートとしてサンプルミュージックがいくつも登録されていますので、任意の曲を選んでBGMにすることができます。
動画の再生時間に合わせて、自動的に音楽の長さが調節されるので、結構便利な機能といえるでしょう。
また、既定のテンプレートだけではなく、自分の任意の音楽を設定したり、音源を重ねて再生したりすることができます。
筆者が試したところでも、同時に5つか6つの音源を流すことに成功しました。
そのため、普段使いで2つや3つの音源を重ねて再生するのに苦労はしないでしょう。
しかし、「このタイミングでスタートさせたい!」といったような操作のような、細かい設定ができないところが難点ですね。
最後に
Windows10に標準でついている「フォト」の動画編集機能ついてお伝えしました。
多機能ではありませんが、動画編集に対して全く分からない方であれば、始めるのにハードルが低いのがこの「フォト」ですので、ぜひ使ってみていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。