お仕事で頻繁に使うソフトNo.1といっても過言ではない「Excel(エクセル)」。
色々な業種でも使うことが多く、その分トラブルに悩む方も多くみられます。
中でもよくあるのが、「勝手に文字が入力される」トラブル。
Excelで文字を入力していると、打ちたくもないのに勝手に続きの文字が入力されたり修正されたりしてしまう、というもの。
今回は、この勝手に入力される文字トラブルの解決方法についてお伝えします。
もくじ
Excelの予測変換、やっかいな機能とは?
Excelで文字を入力していると、勝手に続きの文字が出てきたり、文字が勝手に修正されたりする機能があります。
この機能、「オートコンプリート機能」というものでして、勝手に予測を立てて
「今あなたはひょっとして、これを打とうとしているのではありませんか?」
といったように、勝手に続きの文字や文章を出してきたり、
「違うでしょ、この単語でしょ!」
と勝手に修正したりする機能なのです。
まるで、おせっかいなご近所のおばさんのようです。
入力に苦手意識がある方は助かるかもしれませんが、このトラブルに遭遇した9割の方が
「違う、そうじゃない!打ちたいのは別の文章なのに」
と思われるのではないでしょうか。
Excel自体は優秀なソフトですが、こんな機能のトラブルがあるたびに、めんどくさがられるのが残念なところ。
本来は、作業効率を上げるなど人間を助けることを意図して作った機能でしょうが、こんな弊害になろうとは開発者も夢にも思っていなかったかもしれません。
Excelの予測変換を手軽に消すにはこれ!
すぐに予測変換で出てきた文字を消すには。
手軽にできる方法は「Delete(デリート)キー」を押すこと。
すると、文字を打った続きに出てくる灰色の文字列(予測変換で出てくる文字)がすっと消えてくれます。
特に急いでいる際は、すぐに消したいもの。
一時的なしのぎで使用するのであれば、Deleteキーを押すだけで十分でしょう。
Excelの予測変換、そもそも出ないようにするには?
「こんなもの、二度とお目にかかりたくないわ!」
と思われる方も中にはいるかもしれません。
ご安心を。
Excelの設定から二度と出現させないようにすることができます。
方法は以下の通りです。
オートコンプリート機能(自動で文字が出現する機能)を使わなくする方法
- Excel画面左上の「ファイル」タブをクリック
- 画面左側に出てくる緑の帯の一覧から「オプション」をクリック
- (※オプションが一覧にない場合は「その他」をクリックすると「オプション」が出現します)
- 次に「オプション」の画面が出てくるので、画面左側一覧から「詳細設定」をクリック
- すると「詳細設定」の画面に切り替わるので、画面中央部から「オートコンプリートを使用する」を見つけて☑を外す
- 画面右下の「OK」をクリックして終了
入力中に勝手に修正させない方法
- Excel画面左上の「ファイル」タブをクリック
- 画面左側に出てくる緑の帯の一覧から「オプション」をクリック
- (※オプションが一覧にない場合は「その他」をクリックすると「オプション」が出現します)
- 次に「オプション」の画面が出てくるので、画面左側一覧から「文書校正」をクリック
- 「文書校正」の画面に切り替わるので、画面中央にある「オートコレクトのオプション」をクリックする
- すると「オートコレクト」の画面が出てくるので、画面中央にある「入力中に修正する」という部分の☑マークをクリアにする
- そのまま画面右下の「OK」をクリックする
これで入力中に自動で文字の続きが出現したり、修正されたりすることはありません。
〇このブログ記事のまとめ〇
Excel(エクセル)で作業中に、文字の続きが勝手に出てきたり、修正されたりする「オートコンプリート機能」をオフにするやり方について、解説をしました。
便利な一方、なかなかめんどくさい機能ではありますが、ご紹介したやり方でExcelをうまく扱っていただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。