プログラミングが義務教育化されてから、学校でますますパソコンに触れる機会が増えています。
入学前のお子さんなんかはとくに、
「どうしよう、うちの子、パソコンの授業ついていけるのかなぁ」
と心配になったりするのではないでしょうか。
将来仕事でも使用する機会はバリバリありますから、なるべく早いうちにパソコンスキルを身に着けてもらいたいものですよね。
今回は、
- お子さんにパソコンを与えるのはいつが適切なのか
- 入学前の4~6歳のお子さんに与えるのは果たしていいかどうか
について、詳しく解説していきます。
もくじ
「楽しく触れる」程度なら4歳でも早すぎることはない
早くからお子さんにパソコンスキル、ITスキルを身に着けさせるというよりかは、楽しくパソコンで触れる、遊ぶ、慣れさせるという目的であるならば、4歳でも早すぎることはありません。
遊び感覚でマウスを触って、マウスだけでできるゲームにトライしてみたり。
タブレットパソコンで画面を指で触り、お絵描きアプリを触ってみたり。
お子さんがとっつきやすい内容のものをさせてあげる程度であれば、まったく問題はないかと思います。
しかし、よくもめる原因となるのが、パソコン、タブレットなどの「やりすぎ」。
4歳児ともなれば、立派な自我も出てくるころですから、
「もうパソコン(タブレット)、その辺で終わりにしときなさい!」
といったところで
「い・や・だー!」
とかなりの反発を食らう可能性は大です。
無条件に与えてあげるのではなく、お約束をして与えてあげる方がよいでしょう。
「パソコンする前に必ずお片付けね!」
「お約束、守らなかったらパソコンできないよ!」
「時計の針が6のところに来たらパソコン終わりね!」
といったように、親子間でお約束を決めてパソコンを使うことをお勧めします。
マウスだけでできるゲームサイトをご紹介
無料で、そしてマウスさえあれば練習ができるサイトをいくつかご紹介します。
しかし、前提として
- クリック
- ダブルクリック
- ドラッグ
の3つができないと遊べないゲームなので、注意しましょう。
- マウス操作の練習…こちらでマウス操作の基本を身に着けることができます。
ただ、お子さん一人ではできない場合もありますので、一緒についてあげてください。
- ジグソーパズルサイト「JigZone(ジグゾーン)」
マウスのドラッグ操作でジグソーパズルができるサイトです。
6ピースなど少ないピースで遊べるようになっていますので、小さいお子さんでもトライできる内容になっています。
- ドラゴンドロップ(英語サイト)
こちらもドラッグ操作で遊べるゲームです。
ドラゴンをエサのお肉があるゴールのところまで連れて行ってあげる、というゲームです。
だんだんレベルが上がるにつれて、敵が出てきたり、迷路が複雑になったりするのでなかなか飽きにくい内容となっています。
始まりの画面で左側の「GO」というボタンを押すと、ゲームが始まります。
- マウスハウス(英語サイト)
クリックやドラッグなどのマウス操作でできるゲームがたくさん入ったサイトです。
こちらもすべて英語で書かれているので非常にややこしいですが、サイト内で右クリックし「日本語に翻訳」をクリックすると、自動翻訳ですが日本語にしてくれます。
ゲームの短い説明を読んで、お子さんと一緒に楽しんでみてください。
いきなりパソコンを与えるのが不安なら、おもちゃパソコンも
おもちゃパソコンなら好き放題触れる
いくら使っていないパソコンや古―いパソコンであったとしても。
子どもが勝手に変な画面を開いたり、もとに戻せないような操作をしてしまった場合、パソコンに不慣れな親御さんは焦ってしまうことでしょう。
ただでさえ自分も使えないのに、子どもにパソコンを与えるなんて…と前向きになれない方もいらっしゃるかと思います。
そんな場合はまず、「おもちゃパソコン」というおもちゃがありますので、そちらをお子さんに与えてみるのも良いかもしれません。
あくまでおもちゃのパソコンですので、キャラクターが延々としゃべることはあっても、変な画面に連れていかれたりすることはありません。
筆者の甥っ子も4歳からおもちゃパソコンを与えられ、
「見て見て!ぼく、パソコン使えるの!」
とむちゃくちゃなタイピングを見せてくれたことがあります。
間違えたボタンを押したところで何にも悪いことは起こりませんので、お子さんが好き放題ボタンを押してもいいところも魅力的です。
おもちゃパソコンのおすすめ
筆者が知っているおもちゃパソコンを1つご紹介します。
その名も「アンパンマンパソコン」です。
なんせまず見た目が本物のノートパソコンにそっくりで、ご丁寧にマウスまでついています。
ただ単に遊べるおもちゃではなく、「こくご」「さんすう」「えいご」「おんがく」などさまざまなカテゴリーが用意されています。
アンパンマンに出てくるキャラクターたちが
「つぎは、このボタンをおしてみよう!」
と案内してくれるので、楽しく遊べること間違いなしです。
タイピングを本格的にするなら、小学校3年生から
まだまだ「タイピング」は必要
パソコンを使う上で最も大事になってくるのが「入力」。
音声入力が進化してきたといっても、まだまだ仕事の半分はパソコン入力が占めている割合は大きいものです。
若いうちから入力スキルを身につけさせておきたい、とお考えの親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、タイピングを習得するのに一番ネックになってくるのが、「ローマ字問題」です。
勿論、ローマ字を習っていなくたって、「かな入力」や「スクリーンキーボード」を使って日本語の入力はできます。
けれども、効率よくタイピングを身につけさせたいと思うとき、カギになってくるのがローマ字です。
世間の大半の方がローマ字入力を使用していますし、覚えるキーの場所もローマ字入力の方が少ないので、かな入力に比べても習得がしやすいものとなっています。
アルファベットや大文字小文字が分からないとしんどい
アルファベットの名前や大文字、小文字の内容がわからないと、入力の練習は困難を極めます。
「このキーをこの指で押してね」
といった指示さえわからなければ、正しいタイピングを身に着けることは難しいでしょう。
親御さんがアルファベットを教えるのもよいですが、大半の方は日々の家事やお仕事で精いっぱいなことも多いです。
となると、学校でローマ字を習った後にパソコンを与える、タイピングの練習をさせてあげる方が、入力スキルはスムーズに体にしみこませることができます。
昔は小学校4年生くらいでローマ字を習いましたが、今は3年生で習ってしまうことがほとんどのようです。
ですので、3年生でローマ字を全て習った後に、
「パソコン、ちょっとやってみる?」
とお子さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
タイピングゲームの充実でパソコンに触れるのが楽しくなる
筆者が小学生の頃は、無料でインターネット上に公開されているタイピングゲームというものはあまりありませんでしたので、パソコンで遊ぶ、という発想がありませんでした。
けれども現在は、無料で遊べるタイピングゲームがネット上では充実しています。
こちらもいくつかご紹介をしておきます。
- Typing Club(英語サイト)
海外のサイトですが、日本語モードにできるようになっているため日本人でもプレイが可能です。
最初の指の置き方や、どの指でどのキーを打つか、上下の段にはどのように指を動かすか、などなど、図解もついてわかりやすい練習となっているのでおすすめです。
- ひよこタイピング
一般人が自由にタイピング練習を作って公開し、プレイできるというサイトです。
「あいうえお」「かきくけこ」などの基本練習から、音楽の歌詞のタイピング、電車の駅名のタイピング、アニメ・マンガのキャラクター名のタイピング…などなどバリエーションが非常に充実しています。
- Neutral(ニュートラル)
こちらも日本のタイピングサイトです。
流れてくるお寿司についている単語を入力していく有名ゲーム「寿司打」、そのほかにもいろいろなタイピングゲームがあります。
基本的なひらがな入力ができるようになったお子さんは、こちらで応用で合ったり速さを上げる練習を楽しくすることができますのでお勧めです。
- タイピングコロシアム
こちらも日本のタイピングサイトです。
「キーボイド」と呼ばれるモンスターを、タイピングすることで技を繰り出させ、相手のモンスターと戦って勝ち上がっていくというゲームになっています。
このレベルとなると完全にはや打ちの力が要求されますので、タイピングに慣れたお子さんでないと難しいでしょう。
自分の「キーボイド」をお友達や全国のユーザーと対戦させることができるものもありますので、レベルが高くなったお子さんにはこちらがおすすめです。
〇このブログ記事のまとめ〇
4歳のお子さんは、パソコンを与えるのに早すぎるのかどうか、大体いつごろがベストなのか、そして無料で練習ができるサイトはあるのかといったようなことについてお伝えをしました。
悩まれている方の参考になりますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。