2020年からプログラミング教育が始まり、学校では一人1台パソコンを使用する…などなど、子どもたちが早い時期からパソコンに触れる機会がどんどんと多くなってきています。
「学校だけじゃなくって家でも触ったら、パソコンができるようになるかな?」
と思われる親御さんもいらっしゃるかと思います。
けれども実際、お子さんにパソコンを使わせたらいいことばかりでもありません。
親の目の届かないところで触ることも増えると、トラブルが起こることも考えられます。
お子さんがご家庭でパソコンを使うことになったらどんなことに注意すればいいのか。
今回はこのテーマについて、詳しく解説していきます。
もくじ
お子さんにパソコンを与える際に注意するべきこと
- 使用に関するルールを決めること
→これをしたらパソコン使用禁止、1日使えるのは何時間、パソコンが使える条件など
- なるべく家族がいる場所で使わせるようにする
→家族が見ていないときにこっそり使わせないことでトラブルを防ぐ
- 事前に保護フィルターを設定し、有害なサイトへのアクセスを防ぐ
この3点です。
詳しく解説していきます。
パソコン使用に関するルールを決める
一番大事なのがこの部分です。
お子さんがパソコンを使う際のルール作りを徹底しておきましょう。
ルールがなければ際限なくずーっと使ってしまったり、こちらのお願いにも耳を傾けなくなってしまうお子さんが非常に多いです。
あらかじめルールを決めておくことで、パソコン使用に関してケンカにならなくなったり、トラブルが起こりにくくなったりします。
主に決めておくべきなのは、以下のようなことです。
どのくらい使っていいのか
週に何回、もしくは毎日なら1日何時間にするのか、など時間をはっきり決めておきましょう。
時間を決めておかないと際限なく使ってしまうことになるので、きちっとお子さんに時間を守らせたい場合は必須のルールです。
「アンタいつまでパソコンやってんの!」
「うっせー!こっちの勝手だ!」
と言い合いになると、パソコンを使わせることにも前向きにはなれません。
無駄なストレスを増やさないためにも時間をきっちり決めて使わせることが大切です。
パソコンで何をしていいか決める
パソコンをお子さんに与えるならば、もう一つ決めておくことが「何をしていいか」ということです。
例えば、タイピングの練習ならタイピングのみ、インターネットを使うのならば、Youtubeで動画を観るだけ、好きなアーティストのオフィシャルサイトだけ、学校の宿題で調べ物をするときだけ、などしっかり決めておくとよいでしょう。
パソコンはいろいろなことができますので、制限をかけておかないと本当に何でもお子さんはやってしまいます。
ルールで「これとこれだけ!」といったように決めておくこと、これもトラブルを防ぐ方法です。
パソコンを使っていい条件を決める
単に時間とやることのルールを決めたからといって、パソコンを簡単に使わせるのに抵抗がある方は、さらに「パソコンを使用する条件」を決めておくとよいでしょう。
例えば、
- 宿題を終わってからにする
- 家の他の約束が守れない場合は、その日パソコンを使うのは禁止
といったようなものです。
こうしておくことで、無条件に勝手にパソコンを使用しにくい効果がありますので、お子さんはパソコンで勝手にやりたい放題というのはなくなりやすくなります。
もしこの約束が守れないようであれば、パソコンの使用を取りやめるというお話もされると、きちんとルールを守って使われるかと思います。
なるべく家族がいる場所で使わせるようにする
リビングにパソコンを置いて、家族共用で使う、といったようにすると、お子さんがパソコンを一人で独占しにくい状態になります。
これは、
- やりたい放題なパソコンの使用
- ゲームへの課金、知らない人とのやりとり、有害なサイトへのアクセスなど勝手な行為
を抑制する効果もあります。
「パソコンは基本みんなで使うものだよ!」
「協力して使おうね」
という意識を植え付けると、勝手な操作はしにくくなるでしょう。
また、親御さんにとっても後ろから何をしているかをちらっとのぞくこともできるので、何にパソコンを使っているのか、内容が把握できて安心です。
事前に保護フィルターを設定する
あともう一つ保護者の方が不安なのが「有害なサイトへのアクセス」。
お子さんが使っているのをよく後ろから覗くことはあっても、ずーっと見ているわけではないですよね。
親が見ていない隙を狙って
「こっそりやってみよう」
と悪だくみ(言い方は悪いですが)するお子さんは多いです。
そんな場合におすすめできるのが、フィルタリングの設定です。
「えっ、有料のソフトか何かを買わないといけないの…?」
と思われるかもしれませんが、Windowsのパソコンであればファミリー機能の「ペアレンタルコントロール」という機能を使えば無料で制限をかけることができます。
やり方は調べて設定しないとできませんが、一度設定すればあとは追加の設定は必要ありません。
ペアレンタルコントロールでは、以下のようなものの設定ができます。
- 使用時間
- インターネットでの閲覧制限(成人向けコンテンツなど有害なサイトへのアクセスをブロック)
- 支出(ゲームの課金など)の制限、禁止
- ソフトによっての利用の可否、細かい時間の設定
パソコンにあらかじめ設定してしまえば、お子さんはあらがうことはできません。
機械が動かなくなれば、ケンカのしようもありませんしね。
保護者の方ご自身でお子さんをコントロールできなさそうな場合は、一度ぜひ使用を検討してみてください。
ペアレンタルコントロールの詳細はこちらから見ることができます。
〇このブログ記事のまとめ〇
小中学生のパソコン使用に関して注意するべき点について解説してきました。
お子さんにパソコンを触らせたい、慣れてもらいたいとお考えの方は、ぜひ記事を参考にいただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。