エクセルで表を作成している際、単に数字だけ入力するのではなく、単位があった方が分かりやすかったりしますよね。
今回は、エクセルで数字に単位をつける方法についてお伝えします。
普通に単位をつけてしまうとエラーに…
「そんな、特別な設定は必要ないでしょ?普通に数字の後に単位を入力すればいいのに」
と思われる方、いらっしゃるかもしれません。
普通に単位をつける数字を、計算に使う必要がなければ、そのまま入力しても大丈夫です。
しかし、数字を数式に組み込んで計算を行うのであれば、単位を数字の後に入力するとエラーとなります。
例えば、売り上げ表の作成。
100円のトマトが3つ売れたから「=100円*3」
というようにすると、「円」は数字ではありませんので、エクセルは
「!? 数字でないものが数式に入っているぞ!計算できない!」
と考えて、エラーを出します。
VALUEのエラーが出る
そのため、計算で売り上げを出す場合は、「=100*3」と、「円」の単位を抜いて式をつくらなければなりません。
単位がないとうまくいくが、見づらい
「表示形式」でエラーを出さない単位のつけ方
それでもやっぱり単位があった方が見やすいですし、必要な場合は多々あります。
でも、数式のエラーも出したくない…。
そんなときに使うのが「表示形式」。
実際、セルには単位を入力しないのですが、表示上にだけ単位をつけて、あたかも入力されているように見せる、というものです。
1.まずは、単位をつけたい数字を選択
2.次にホームタブ内の「段落グループ」にある小さな矢印をクリック
3.すると新しくウィンドウが出てくるので、左上の「表示形式」をクリックし、「ユーザー定義」をクリック
4.数字に単位をつけるので、数字の表示形式を表す「0」のところをクリック、その後、上の入力欄の「0」の後ろに、つけたい単位を「” ”」で囲んで入力。その後「OK」をクリック
これで、単位によって数式の結果にエラーが出ることはありませんし、なおかつ単位も表示できるので、表の内容がより理解しやすくなります。
意外と奥が深い?表示形式
何も表示形式は、単位をつけるためだけのものではありません。
例えば、
- 「数字にマイナスが付いたものは、赤色で表示させたいなぁ」
- 「顧客リストで携帯番号を入れたいけれど、最初の”0”を入力しても消えるんだよね」
などなど、こういった場面でも表示形式は活躍します。
様々な種類の「表示」を実現する「表示形式」。
少し触れてみることで、いつも悩んでいることが意外にも解決するかもしれません。
最後に
エクセルで数字に単位をつける方法をお伝えしました。
普段表示形式をお使いにならない方は、是非この記事をきっかけに使っていただけるようになると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。