「若い人はパソコン教室に通わなくてもいい」

という暗黙の了解のようなものが、世間にはありますよね。

どちらかというと、パソコン教室はおじいちゃんおばあちゃんが趣味で通うイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、それは昔の話。

今では全然、若い年齢層も通いやすい教室が増えています。

今回は、若者向けのパソコン教室についてお伝えしていきます。

なぜ「年配」がパソコン教室のイメージ?

どうして皆さん、ステレオタイプで「パソコン教室=年配」と考えてしまうのでしょうか。

それは、今までのパソコン教室が行ってきた商法にも影響しています。

昔はパソコンが触ったことがない世代の方が多かったため、趣味やボケ防止のために習われる方が多かったと思います。

そのため、パソコン教室もそのような宣伝をメインとして行ってきました。

特に、

「初心者大歓迎!」

「何回聞いても笑顔でお答えします」

といったような宣伝文句は、年配の方向けのパソコン教室を彷彿とさせます。

イラストも年配の方々ばかりのものが目立ちました。

若者向けのパソコン教室では何が学べるの?

若者向けのパソコン教室、というよりは、あらゆる年齢層をターゲットとしたパソコン教室があります。

むしろ最近は、年配向けのパソコン教室は減ってきて、内容も「年賀状作り」「町内会の資料作成」といったようなものだけではなく、

  • Excelで日付と曜日が自動的に変わる出勤表、他仕事で使える簡単なシステムをExcelで作成
  • PowerPointで発表資料の作成
  • 就職転職向けの資格講座(MOS講座など)
  • 会計ソフトの使い方
  • 簿記の講座
  • CAD

などなど、ビジネス系の学べる範囲が増えてきています。

そのため、

  • 仕事でこれからパソコンを使うことに不安
  • 仕事で困っていることを解決したい
  • 仕事でパソコンがある程度使えるようになりたい

といったような方々がパソコン教室に通われることが増えました。

加えて、

  • 仕事以外にもパソコンを趣味で使えるようになりたい

といったように、趣味の分野でもパソコンを使いたい方というのが増えてきています。

そのため以下のような講座を設けている教室は運営会社や地域にもよりますが、

  • ホームぺージ作成
  • 動画編集
  • 画像編集
  • グラフィックソフト(イラレなど)

といったような講座が行われていることもあります。

現在、パソコン教室に通う目的は人によってそれぞれ。

昔と比べれば、パソコン教室で学ぶ内容の幅が広がったと言えるでしょう。

年配向けのパソコン教室かどうかの見分け方

これは二つ方法があります。

パンフレットを確認!

年配の方の写真が多く使われているようであれば、十中八九そこは年配の方向けの教室と考えてもいいでしょう。

  • 団体旅行の写真
  • 休憩時間の楽しそうなレクリエーションの写真

などがあれば、それは年配の方向けの教室だという決め手になります。

今は年配の方を対象としていない教室でも、教室ができた当初は年配の方々をターゲットにしていた、ということがよく分かります。

教室見学や無料体験で確認!

教室見学で大体の雰囲気や年齢層が分かります。

パンフレットよりかは、こちらの方が直に雰囲気や生徒さんの特長が分かるのでお勧めです。

また、見学で、

「普段はどの年代の方が多いんですか?」

「どんなことが学べるんですか?カリキュラムは?」

とインストラクターに質問してみるのも良いでしょう。

百聞は一見に如かず。

是非、気になる教室に足を運んでみてください。

パソコン教室の生徒さんの年齢層は?

当教室の生徒さんの年齢層は、小学生から70歳代まで幅広くなっています。
年齢層別の内訳は、以下のグラフと表の通りです。

年齢構成比

年齢層 10歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代
割合 22% 29% 9% 3% 11% 14% 7% 5%

各年代によって学習の内容、受講する時間などが違ってきます。
各年齢層の主な学習内容などを紹介します。

教室で小学生・中学生が習っている内容

この年齢層の生徒さんは、主にプログラミングやタイピングを習っています。

プログラミング

小学校や中学校でプログラミング教育が始まり、プログラミングは保護者が子どもに習わせたい習い事の一つになっています。

当教室ではプログラミングの専門言語を使用せず、子どもから見てもわかりやすい「命令ブロック」を使ってプログラミングを教えています。

プログラミング言語を覚える必要はありません。

ブロックやモーター、ギアなどを組み合わせてロボットを作ったり、現在幅広く人気があるゲーム、「マインクラフト」を題材として学んでいます。

プログラミングを学ぶことは、「考える力」、「造る力」、「伝える力」を身につけることを目標としています。

タイピング

タイピングは、小学校から始めることで基礎が身につきます。

自己流でも文字を打つことができます。

しかし、タイピングの基本を身につけることで早く正確に文字を打つことができます。

将来、仕事などでパソコンを活用する場合には役に立ちます。

教室で高校生・大学生が習っている内容

この年齢層の生徒さんは、Word(ワード)やExcel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)などのマイクロソフトオフィス製品の操作方法を習っています。

大学の授業の課題であるレポートの作成などでは、Word(ワード)などの文章作成ソフトを使います。研究データなどの集計では、Excel(エクセル)などの表計算ソフトを使います。

卒業論文の発表では、PowerPoint(パワーポイント)などのプレゼンテーションソフトを使います。

また、パソコンスキルは仕事では必須となってきています。

就活でスキルをアピールするために、MOSというマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明する資格試験の合格を目指す人が増えています。

就職先や学校から学生のうちに合格しておくように言われている人もいます。

教室で社会人が習っている内容

この年齢層の生徒さんで就職している人は、Word(ワード)やExcel(エクセル)、PowerPoint(パワーポイント)などのマイクロソフトオフィス製品の操作方法を習っています。

会社の仕事の資料作成などで使うようになった、もっとスキルアップをしたいというのが主な理由です。

例えば介護の職場では、自分が担当している利用者の状態を記録するためにWord(ワード)やExcel(エクセル)などを使います。

また、仕事でわからなかった操作方法などを質問する人もいます。

就活をしている人は、Excel(エクセル)やWord(ワード)などのスキルをアピールするためにMOS資格取得の対策講座を受講しています。

ハローワークでは、仕事内容や必要なPCスキルに「Excel(エクセル)lやWord(ワード)の基本操作」と記載されている求人票が多くなっていますのでMOS資格を取得することでスキルをアピールすることができます。

教室でシニアが習っている内容

この年齢層の生徒さんで仕事をされている人は、仕事で使うという理由でExcel(エクセル)やWord(ワード)を習っています。

仕事をされていない人も、新しいことを学びたいという理由で始める人がいます。

趣味として、お孫さんの写真を使ってPowerPoint(パワーポイント)でアルバムを作ったり、年賀状やカレンダーなどをWord(ワード)やExcel(エクセル)で作ったりしています。

また、近々、町内会の役員がまわってくるという人は、回覧板や会計報告を作れるようになるために習っています。

無料体験レッスンは必ず利用する

安心して教室に通うために、無料体験レッスンの利用をおすすめします。
無料体験前に、カウンセリングを実施しています。
カウンセリングの目的は、2つです。

  • 入会希望者の疑問点を解決すること
  • 入会希望者の目標や目的を把握すること

生徒さんに安心して入会していただくため、疑問点をすべて解決しています。
カウンセリングでは、不安なことや疑問なことを担当カウンセラーに聞いてください。

生徒さんの目標や目的を最短で達成していただくために、パソコンを勉強する目的や目標、通学できる回数などを聞かせていただいています。
カウンセリングを通して、あなたに目的や目標にあったカリキュラムを提案させていただいています。
カウンセリングの後、無料体験レッスンを実施します。

無料体験レッスンでは、以下の点を確認し下さい。
ホームページの情報を読んだだけで選ぶのではなく、実際に教室がある場所に行き

  • 自分が通える時間にはどの年齢層の人が多いのか
  • インストラクター(講師)はどうか
  • 自宅からのアクセスはどうか

などを確認してください。

詳しくは「パソコン教室の選び方の3つのポイント|初心者におすすめ」をお読みください。

パソコンスクール≠若者向けは昔の話!?のまとめ

若者向けのパソコン教室についてお伝えしてきました。

年配の方向けのパソコン教室に行くことを否定するわけではないですが、人にはそれぞれ合うパソコン教室と合わないパソコン教室があります。

雰囲気や学べる内容など、教室の詳細をしっかりと確認してから、パソコン教室を決めていただけますと幸いに思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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