就活のために、大学での勉強以外に資格取得のための勉強をしたいと考えている大 学生は多いのではないでしょうか。
資格を取得するための学校に通うことで、合格する可能性を高めることができます。
しかし、ダブルスクールは費用的な負担が大きくなります。
今回は、大学生がお金をかけずに独学で取得できるおすすめの資格を紹介しています。
もくじ
大学生が資格を取得するメリット
大学生が資格を取得するメリットの一つは、基礎を習得できることです。
司法試験や公認会計士、建築 士などの国家試験のように難しい試験や受験資格が必要な試験があります。
しかし、短期間で取ることができる資格もあります。
- IT系の資格であれば、ITパスポート、MOS、日商PC検定
- 医療・福祉系の資格であれば、登録販売者、福祉住環境コーディネーター
- 事務系の資格であれば、秘書検定、日商簿記検定
- デザイン系の資格であれば、インテリアコーディネーター
などがあります。
短期間で取ることができる人気資格の一つにITパスポートがあります。
事務だけではなくどの業種・職種でもITを利用したり活用したりします。
大学生のうちにITパスポートを受験するための対策をすることで、社会人に必要なITの知識の基礎を習得できます。
IT系の技術者向けの試験ではありません。
英語の資格であるTOEICのスコアのアップや英検、金融の資格であるファイナンシャルプランナー(FP)技能検定も同様です。
社会 人がキャリアアップのために勉強している試験です。
大学生のうちに取ることで社会人になって実務をするときに使える内容です。
また、転職のときにも役に立ちます。
大学生の就活に有利なおすすめ資格
就活に有利な資格とは、次の4つです。
知名度や人 気も大切ですが以下の4つのポイントを挙げました。
- 業務独占資格である
- 名称独占資格である
- 設置義務資格である
- 入社後の仕事で必要である
業務独占資格
業務独占資格とは、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格です。
医師や弁護士などがそうです。
専門的な知識があるだけではなく、その業務をするためには必須の資格なので、就職には非常に有利です。
名称独占資格
名称独占資格とは、有資格者以外はその名称を名乗ることが認められていない資格です。
栄養士や保育士、中小企業診断士などがそうです。
その業務の専門家を配置する企業などへの就職に有利です。
設置義務資格
設置義務資格とは、特定の事業を行う際に法律で設置が義務付けられている資格です。
宅地建物取引士や危険物取扱者などがそうです。
有資格者の配置が義務づけられている企業などへの就職に有利です。
入社後の仕事で必要な資格
英語力やパソコン操作などは、どの職場でも必要となるスキルです。
英語の資格である英検やTOEIC、ITの資格であるITパスポートや基本情報技術者はどの職場でも役に立つ資格です。
採用後、企業が研修する必要がないので就職に有利です。
福祉分野の資格である福祉住環境コーディネーターは、2級以上の取得者であれば介護 保険の居宅介護住宅修繕費の支給申請における理由 書を作成することができます。
選ぶときのポイントは3つ|資格
資格を選ぶポイントは、次の3つです。
- 教材が充実している
- 短期間で取得できる
- 就職活動に有利である
教材が充実している
独学で資格を取得するための必須条件は参考書やテキスト、映像などの教材が充実していることです。
独学のデメリットは質問ができないことです。疑問点は教材で解決しなければなりません。
確かに、インターネットで検索すれば疑問点を解決することはできます。
しかし、インターネットなどの不確かな情報で疑問点を解決することは危険です。
レベル別など、教材の種類が豊富な資格試験であれば、確かな情報で疑問点を自分で解決しながら学習することができます。
だから、教材が充実しているかどうかで資格を選択しましょう。
短期間で取得できる
将来の進路が決まっていないのであれば、短 期間で合格できる資格試験を選択してください。
大学生であればじっくり勉強できる時間を確保することができる人は多いです。
税理士や司法書士などの難易度の高い資格試験に独学で合格することも可能です。
また、合格すれば就職活動に有利になります。
しかし、難易度の高い資格試験に合格するためには、学習時間数が必要です。
まだ大きな目標が決まっていないならモチベーションもさほど高くはないので継続させることは困難です。
だから、合格するためのモチベーションを保つことができる短期間で取得できる資格を選択しましょう。
就職活動に有利である
資格を取得する目的のひとつは、ビジネスで活用することです。
確かに、まだ進路が決まっていないのであれば資格を選択することは困難です。
しかし、資格そのものを活かすのではなく、資格試験に合格することにより得た知識を幅広い業界で活かすことはできます。
だから、就職活動の履歴書や面接でアピールの役立つかどうかで資格を選択しましょう。
大学生が独学で取得できるおすすめ資格
大学生におすすめする資格は、次の3つです。
- 宅地建物取引士
- 簿記
- MOS
宅地建物取引士
宅地建物取引士は国家資格です。
宅建や宅 建士と略していわれることもあります。
不動産取引の専門家になります。
以前は、土地建物取引 主 任者と呼ばれていました。
重要事項の説明などの独占業務があり、宅地建物取引業者は宅地建物取引士を設置しなければなりません。
独占業務とは、その資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務のことで、人気資格の条件の一つです。
実務 経験などの受験資格はないので誰 でも試験を受けることができます。
受験者数は年間約20万人と人気が高い国家資格です。
出版されている教材の種類も豊富です。
法律系の資格試験である行政書士や不動産系の資格試験であるマンション管理士と比べ、短時間で合格できると言われています。
解説書や過去問も充実しているので独学で学ぶ ことができます。
出題科目となっている民法は、日常生活や仕事に密接な関係がある法律なので、不動産業界に限らず、幅広い業界で役に立ちます。
独立するという選択肢もあります。
試験日は、10月(合格発表は11月)です。
一部の人は、12月(合格発表は1月)になります。
簿記
簿記は、公的試験です。
商工会議所法に基づいて日本 商工会議所が実施している試験です。
企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
3級の受験者数は年間20万人以上が受けている人気が高い資格です。
出版されている教材の種類も豊富なので、学び やすく なっています。
3級の合格に必要な学習時間数は100時間と言われています。
会計の知識は、会社の経理・財務担当者だけでなく、職種に関わらず社会人には必要不可欠なビジネススキルです。
卒業後は会計関係の事務所で働くことも可能です。
ITパスポート
高校では、2022年度からプログラミング教育が必修化されました。
ITパスポートは、高校でのプログラミング教育の必修化に合わせて出題範囲、シラバス等の見直しが実施されました。
また、プログラミング的思考力等の出題が追加されています。
社会人として表計算ソフトやワープロソフトの操作の能力だけでなく、情報セキュリティや情報モラルの基礎知識が求められています。
文系、理系は関係ありません。
ITパスポートは、社会人としての基礎知識とIT力を兼ね備えていることを証明する国家試験です。
ITパスポートの合格を目指すことで、社会人として必要なITスキルを身に付けることができます。
ITパスポートには上位資格があります。
ITパスポートに合格した後、目指し てください。
MOS
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、民間資格です。
エクセルやワード、パワーポイントなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルが証明できる国際資格です。
マイクロソフト社が認定している資格です。
エクセル・ワード・パワーポイントなどは文系・理系を問わず仕事では必須のスキルと言われています。
模擬テストが収録されている対策教材が公式サイトで紹介されています。
エクセルとワードには一般レベルと上級レベルがあります。
一般レベルは基本的な操作が出題範囲となっていますので、短期間で合格は可能です。
MOS資格には、受験資格はありません。
誰でも受けることができます。
エクセルやワード、パワーポイントなどが初心者の人でも独学で取れ る資格です。
就職や転職でスキルをアピールできるだけではなく、仕事の書類の作成などを効率 化することができます。
公務員の人も、職場でエクセルやワード、パワーポイントを使う機会がたくさんあります。
MOSは役に立ちます。
まとめ:大学生におすすめする資格
今回は、大学生が独学で取得できるおすすめの資格を紹介しました。
今回紹介した資格は、履歴書に書ける資格です。
資格を選ぶポイントは、3つです。
- 教材が充実している
- 短期間で取得できる
- 就職活動に有利である
今から始めても大丈夫です。
今回の記事を参考にして挑戦してみてください。
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