就職や転職の際に、自分のパソコンスキルを示すとすればやはりパソコン資格ですよね。

日商検定やP検と並んでよく知られているのがMOS(Microsoft Office Specialist)です。

近年名称が「Microsoft Office Associate」に変わったと言われながらも、やはりMOSがまだ浸透力があり、世間での知名度も非常に高いです。

このMOS資格ですが、「ノー勉で取得できる」といった声がインターネット上にあったりしますが、果たしてノー勉でも大丈夫なのかどうか、今回は実際のところをお伝えしていきます。

結論:MOSでノー勉合格はよっぽどでないと不可能

筆者の考えを言いますと…。

MOSのノー勉合格、全く勉強をせずでの合格はほとんど不可能に近いです。

これは、はっきり言いまして無謀すぎます。

いくらお仕事でOfficeのソフトを使いこなしていても、パソコンに慣れていたとしても難しいです。

例えるならば、戦う相手の姿を見ずして、

「これくらい用意すりゃ、楽勝でしょー!」

と、てきとーに戦闘準備をするものの、相手が強すぎてジ・エンドといったところでしょうか。

受験料も決して安くはありませんし、非常に勿体ないですね。

では、なぜノー勉での受験は無謀と言えるのでしょうか。

出題傾向や出題文のクセを把握しないとズタボロに…

一般には、どんな試験でも受ける前にはその試験の過去問であったり、模擬問題を解いて対策をしますよね。

勿論、実力をさらに確かにするためにも過去問や模擬問題はいいですが、それに加え、出題傾向や出題の文章のクセなどに慣れることも過去問や模擬問題の目的です。

そのため、

どれだけ実力はあったとしても、問題文がどのような操作を指示しているのか、専門用語が何を示すのかは、普段の仕事上の操作だけでは到底読み解く力は得られません。

どんな実力であろうとすべての人に求められるのが、問題の傾向、問題の書き方を把握することです。

その上で、試験との戦いが待っていますので、出題傾向や出題文のニュアンスの把握は、あくまで土俵に上る段階のものだということがいえます。

試験時間の体感記憶が合格を左右

試験時間の把握も必要です。

「把握って言ったって、時間は50分じゃない!」

と思われるかもしれませんが、そうではなく、「体感」で分かっておくという必要があります。

MOSはSpecialistもExpertも共に試験時間は50分。

一通り問題を見直す時間も確保しようと思ったら、50分の内の30分や40分で問題を解き終えていたいものです。

1問1問を処理していくのには、スピード感が大事。

その速度、時間の経過を体に覚えさせる、大げさにいえば脳に覚えさせることが大切なのです。

いくらOfficeの操作に慣れているからといって、問題を処理していくのは別の次元の話だったりします。

そういった点も考え、Office上級者であっても、模擬問題を軽く解くくらいはしておくべきでしょう。

Officeのソフトが使えれば受かるというわけではない

この期に及んで、絶望的な見出しを書きましたが、これは本当のことです。

学校や仕事場である程度Officeを使っているからといって、必ずMOSが受かるわけではありません。

勿論、最低限Officeソフトが使いこなせることが受験する前提です。

しかし、最低限使いこなせるだけではダメです。

何故かと言いますと、ご自身が使いこなせる範囲=試験範囲ではないからです。

一度ご覧になっていただけると分かるかと思うのですが、MOSの出題範囲には普段使わないような機能も含まれていることがあります。

いくら「実用的な資格」「実技試験」と言われようが、あくまでMOSは「試験」。

実用的な機能だけが試験範囲にされているわけではありません。

知らない機能、あまり使わない機能でも「試験対策」として覚えておく必要があります。

そのため、

「試験範囲、結構不安だなぁ」

「知らないところばっかりだったらどうしよう」

と少しでも思われる方は、気合を入れて勉強しましょう。

せっかくの受験料が無駄になる前に、不安な方は少しでもノー勉受験を考え直されることをお勧めします。

可能ならば、テキストや模擬問題で対策を

もしあなたが、ノー勉で受験しようかどうか、迷われている場合。

よっぽどのパソコンオンチでなければ、何とか間に合います。

個人差ははっきりいってありますが、せいぜい1か月か2か月くらいあれば、独学でもなんとかなる範囲です。

そのため、ノー勉で臨もうとしているのならば、何とか思いとどまってください!

テキストの内容を1からやるのがしんどい場合は模擬試験だけでもOK。

少しでも可能性を開きましょう。

また、MOS試験対策を一人で勉強するのが不安な方は、パソコン教室のMOS講座に申し込まれるのも手です。

大手のパソコン教室でもやっていますし、当教室のような小さなパソコン教室でもMOS対策講座は設けています。

是非困っている場合は、検討してみてください。

最後に

MOS試験をノー勉で受験することの危険性について解説しました。

それでも

「俺はやるんだ!ノー勉で取ってやる!」

という方は、筆者は諸手を挙げて応援いたします。

それも一つの道です。

ただ、少しでも不安を持たれている方がいらっしゃいましたら、少しでもこの記事があなたの参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。