住民の皆さんは、公務員にはパソコンスキルは必要ないのではと思ってしまうのではないでしょうか。

実は、公務員にはパソコンスキルが必要なのです。

パソコンのスキルは必要ですが、私物のパソコンを用意する必要はありません。

自分のパソコンのスペックを上げる必要はありません。

パソコンは、働い てる 職場からにパソコンが支給されます。

今回は、公務員のパソコンスキルについて説明します。

公務員のパソコンのスキルとは

  • 各部署に導入されているシステムを早く使えるようになること
  • エクセル(Excel) 等 オフィス製品のソフトを使えること

公務員に必要なパソコンスキルは、以上の2つです。

各部署に導入されているシステム

公務員が身につけるべきパソコンスキルの1つ目は、各部署のシステムを早く使えるようになることです。

企業と同様に都道府県庁や役所、役場などでは、各部署ごとに業務専用のシステムが導入されています。

公務員は公共サービスを提供するために業務専用のシステムを使います。

例えば、税を担当する部署であれば、主な業務である、税金額の計算や通知書や証明書の発行などは、

システムに情報を入力し、計算させ、発行するという流れで処理されます。

日々の業務に対応するためには、各部署への配属後早くそのシステムを使って仕事をできるようにならなければなりません。

職場の中には、TwitterなどのSNSを使って業務に関連する情報を発信している職場があります。

職場によっては、macを使っている職場があります。

これらのシステム等をいつ一人で操作しなければいけないかわかりません。

だから、公務員が身につけるべきパソコンスキルの1つ目は、各部署で導入されているシステムを短 時間で使えるようになることです。

エクセルなどのオフィス製品のソフト

公務員が身につけるべきパソコンスキルの2つ目は、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトを使えることです。

仕事は各部署のシステムを使ってする仕事だけではありません。

各部署のシステムを使ってする仕事とは 別 に、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトを利用して、資料や文書などを作成する機会が数 多くあります。

それぞれを業務で使っている例は、次のとおりです。

  • エクセル(Excel)

予算や決算、決算 見 込み、補助金関係書類といっ た資料の作成では、エクセル(Excel)を使用します。

例えば、税を担当する職場であれば、税金の計算などは業務専用のシステムを使います。

しかし、税業務を執行するために必要な経費の予算や決算の資料はエクセル(Excel)を使って集計します。

予算を請求するのであれば、必要な経費を一覧にし、集計したり、対前年比などを計算しています。

  • ワード(Word)

庁内外向けの文書や会議の資料の作成では、ワード(Word)を利用します。

例えば、法規を担当している職場であれば、条例の制定などをする場合は、議会に提出する議案は、ワード(Word)を使って作成しています。

また、皆さんにも届くことがあると思いますが、県庁や役所、役場からの案内文書は各部署の職員がワード(Word)で作成しています。

回答文書など作成する場合もワード(Word)を使います。

  • パワーポイント(PowerPoint)

住民への説明会に使用する資料の作成では、パワーポイント(PowerPoint)を使用しています。

例えば、大規模であったり重要であったりする制度改正などは、案内文書だけでは説明できないことがあります。

そのような場合は、住民説明会を開いたりします。

住民説明会では、スライドなどを使用していますが、そのスライドは、パワーポイント(PowerPoint)を使って作成します。

公務員に必要なレベルとは

各部署のシステムとエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトを使うためには、高 いレベルは必要ありません。

基本的な知識があり基本操作が身につていれば十分です。

各部署ごとに導入されている業務専用のシステムは、そのシステムを使用する部署に配置されるまで勉強することはできません。

配属後、先輩職員に教え ていただくことになります。

しかし、各部署ごとに導入されている業務専用については、パソコンの基礎知識や基本操作が習得していれば使えるようになります。

パソコンの基礎知識や基本操作を習得すれば、異動後に受ける説明内容が早く理解できます。

エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトにいても基礎知識や基本操作を習得していれば大丈夫です。

高校や大学の授業や 卒 業論文で使っているのであればすでに習得できている人もいます。

高校や大学の授業や 卒 業論文で使わ なかった人や初心 者の方でも大丈夫です。

働き 始めてから覚えることはできます。

新しい部署に配属後、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトを使って、一からフォーマットを作ることはありません。

今まで使っていたフォーマットに入力することが中心です。

身につける方法は|スキル

パソコンの基礎知識や基本操作を身につける方法は、

  • 毎日使う
  • わからないことを解決する

を繰り返すことです。

なぜなら、パソコンのスキルは覚えて身につけるのではなく、無意識でできるようにするものだからです。

パソコンのスキルが高いと言われている人は、パソコンの操作を覚えているわけではありません。

無意識に操作をしています。

毎日、パソコンを使っているので、よく使う操作は覚えなくても無意識で使えるようになっています。

わからないことは、本やインターネットで調べたり、周囲の家族や友人、同僚に聞いたりすることで解決しています。

そして、次から使えるようにしています。

各部署で導入されているシステムは、その部署に配属されてからしか学ぶことはできません。

しかし、マニュアルを使ったり先輩職員に聞いたりして、システムを使う回数を増やしてください。

使っていると出てくる疑問点を解決していけば無意識にできるようになります。

エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトについても同じです。

毎日、パソコンに触れ、わからないことを解決することを繰り返してください。

公務員におすすめのパソコン資格3選

パソコンのスキルを習得する方法の1つに、資格を取得する方法があります。

公務員におすすめする資格を3つ紹介します。

  • MOS資格
  • VBAエキスパート
  • ITパスポート

MOS資格

MOS資格試験の正式名称は、マイクロソフト オフィス スペシャリストです。
マイクロソフト社の認定資格です。

MOS資格試験仕事に必須であるエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのマイクロオフィス製品を利用できるスキルを習得できます。

就職活動や転職を考えている人に人 気の資格の1つです。

MOS資格試験は、実 際にエクセルやワード、パワーポイントのソフトをマウスやキーボードを使って操作する試験です。

MOS資格試験を受験するための対策学習で、エクセルやワード、パワーポイントの機能を使えるようになります。

印刷などの簡単な機能から実務で使用頻度が多い関数などの使い方を習得できます。

エクセルやワード、パワーポイントの機能や関数を使えるようになれば作業の時 間を短縮したり効率化したりすることができます。

一般レベルと上級レベルがあります。

VBAエキスパート

VBAエキスパートとは、エクセルのマクロ(VBA)のスキルを証明する資格です。

マクロとは、エクセルで行っている作業を記録しておく機能です。

VBAとは、マクロ機能を使うためのプログラミング言語です。

マクロ機能を使わ なくても、エクセルなどを活用することはできます。

マクロ機能を活用することで、繰り返し行っている作業を簡単にすることができます。

VBAエキスパート試験を受験する対策学習で、仕事の作業を自動化したりデータの簡単に処理したりすることができるようになります。

ベーシックとスタンダードの2つのレベルがあります。

ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。

新しい技術や手法、セキュリティやネットワークなど幅広い分野の知識を習得できます。

エクセルやワード、パワーポイントを使えることと同様に、ITの知識は社会人には必須です。

本当に起こる場面も問題に取り上げられているので、実務に活用できます。

公務員にMOS資格は役に立つか

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)資格は公務員に役立つことはたくさんあります。

なぜなら、MOS試験に出題される問題は、ビジネスの事務で使用するスキルを問う問題が出題されるからです。

確かに、MOS資格を取得していなくても市役所などでは働くことは可能です。

実務をすることができます。

また、採用や昇給、昇進に必須ではありませんので資格そのものは公務員には必要ありません。

MOS資格の取得が良い 評価につながるとは限りません。

MOS資格試験などを受けて みよ うといった意欲は良い評価につながります。

しかし、MOS資格試験は、履歴書の「免許、資格」欄に記載することができます。

採用試験ではMOS資格取得だけでは合否を判定しませんが、履歴書や面接でアピールすることができます。

また、MOS資格試験の対策をすることで、実務に必要なエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのオフィス製品のソフトのスキルを身につけることができます。

お金はかかりますが、MOS資格試験は企業への就職や転職だけではなく、公務員にも役に立つ資格です。

結論:公務員も必要なパソコンスキル

今回は、公務員のパソコンスキルを紹介しました。

まとめ ると、公務員もパソコンスキルは必要です。

今回の記事を参考にして、公務員試験の対策に加えパソコンスキルも身につけてください。

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