パソコンスキルを証明する資格の中でもダントツの知名度を誇るMOS(Microsoft Office Specialist)。

MOSは一般レベルのスペシャリスト(Specialist)と上級レベルのエキスパート(Expert)がありますが、中には一般レベルを取るのが面倒だという人もいます。

今回は、一般レベルのスペシャリストを取らずしてエキスパートの受験はできるのか、また、スペシャリストの内容を知らずにエキスパートに合格できるのかどうか、お伝えしていきます。

スペシャリストに合格しなくてもエキスパート受験は可能

世の中にある資格の中には

「まず下の級を取ってからでないと、上級は受験できません!」

という資格も存在します。

けれどもMOSはそうではなく、スペシャリストを受験して合格しなくても、エキスパートを受験することは可能です。

「え、でもスペシャリストを受けておかないと、エキスパートの内容も分からないんじゃないの?」

と疑問が出てきますが、大丈夫です。

強いて言えば、スペシャリストも受けておくのに越したことはありません。

基本的な内容ですし、スペシャリストの内容の方が普段お仕事で使うような一般的な機能が多く使われています。

ですが、エキスパート単体だけを受けると決めているのであれば、別に受けなくても問題はありません。

スペシャリストとエキスパートそれぞれの試験内容はそれぞれ独立したものになっています。

出題分野も違いますし、出てくる関数も違います。

ですので、あまりスペシャリストを受けないことを心配する必要はありません。

どうしても心配な方は、スペシャリストのテキストを読んでみたり、実際に模擬問題を解いてみたりすると良いでしょう。

MOS試験の実際の雰囲気をつかむのにはいい方法です。

全くのMOS初心者はエキスパートに合格できる?

この質問に関しては「人による」という答えが適当です。

なぜなら、「初心者」にも分類が色々あるからです。

例えば、MOSのエクセルを例に挙げます。

初心者でも仕事でバリバリエクセルを使っていて、エキスパート出題範囲の機能を普段から使いこなしている人は、試験勉強を少しするだけでも合格できるかもしれません。

一方、初心者でも仕事でエクセルを使ったことがなく、スペシャリストに出てくるような基本的な機能がほとんど理解をできない方は、いきなりエキスパートの受験は厳しいといえるでしょう。

この2つの初心者に共通して言えることは、

  • スペシャリストを必ず受験しなければいけないわけではない
  • スペシャリストの内容をあまり知らないのであれば、一度は通った方が良い
  • スペシャリストの内容を知っていて、理解ができるのであればエキスパート勉強をおすすめ

ということです。

その上で、エキスパート受験を検討されるのをおすすめします。

エキスパートの試験内容はスペシャリストを網羅するわけではない

資格取得を目標とされている方はたくさんいらっしゃいますが、中には、

「上級の内容って、一般の級の内容を網羅しているんでしょ。
じゃあ、上級だけとればいいじゃん!」

という見方をする方も多々います。

もちろん、資格によってはそのような場合がありますが、MOS試験においては別。

なぜならば、先ほども言及した通り、スペシャリストとエキスパートの試験内容はそれぞれが全く違うものになっています。

もちろん、ある程度の考え方や、スペシャリストで出てきた関数を応用させて…という出題の仕方もなくはありませんが、スペシャリストの内容がエキスパートにしっかり入っているかといえばそうではないのです。

そのため、資格取得にそういった効率性を求めて受験をされる方は、注意が必要です。

スペシャリストとエキスパートの試験内容

MOS試験では、ワードやエクセルのみに、スペシャリスト、エキスパートの分類があります。

そのため、パワーポイントやアクセスなどのMOS試験は、科目が一つしかありません。

(パワーポイントはスペシャリストのみ、アクセスはエキスパートのみの分類が2019年バージョンでなされています)

ですので、ワードとエクセルを前提としてお話をしていきます。

今回ご紹介するのは2019バージョンで、大体ざっくりの言及となりますが、以下の通りです。

(今回は、FOM出版のMOS試験対策テキストの目次内容を参考にしました。)

ワード(Word)スペシャリスト

  • 文書の管理
  • 文字、段落、セクションの挿入と書式設定
  • 表やリストの管理
  • 参考資料の作成と管理
  • グラフィック要素の挿入と書式設定
  • 文書の共同作業の管理

ワード(Word)エキスパート

  • 文書のオプションと設定の管理
  • 高度な編集機能や書式設定機能の利用
  • ユーザー設定のドキュメント要素の作成
  • 高度なWord昨日の利用

エクセル(Excel)スペシャリスト

  • ワークシートやブックの管理
  • セルやセル範囲のデータの管理
  • テーブルとテーブルのデータの管理
  • 数式や関数を使用した演算の実行
  • グラフの管理

エクセル(Excel)エキスパート

  • ブックのオプションと設定の管理
  • データの管理と書式設定
  • 高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
  • 高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理

最後に

パソコンのMOS試験で、いきなりエキスパートを受験することは可能かどうかについてお伝えしてきました。

エキスパートの受験を考えられている方は、是非参考にしていただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。