パソコンは昔よりもはるかに手に入りやすくなりましたが、かといっても未だに大きな買い物ですので、ついつい慎重になってしまいますよね。
「どんな性能のものを買えばいいのかなぁ」
「高いものを買っておけば安心なのかな」
などなど、疑問が尽きないことも。
そんなとき、相談にのってくれるところがあると嬉しいですよね。
今回は、初心者さんならどんなパソコン選びをすればよいのか、購入について相談できるところはあるのかについて、お伝えしていきます。
もくじ
まずは、デスクトップかノートパソコンか
最初に決めるべきなのは、デスクトップ型のパソコンにするかノートパソコンにするかどうか。
仕事に持っていくなど、日常的に持ち運びをするならば、断然ノートパソコンにするべきでしょう。
また、日常的に持ち運びをしなくても、配線などが分かりづらくて、デスクトップが嫌な場合はノートパソコンにするのもアリかと思います。
しかし、あまり持ち運びをせずに、自宅で作業することがメインであったり、動画編集やゲームなど負荷がかかることをする場合は、デスクトップの方が処理としては向いているのでオススメです。
次に注目すべきはスペック表…!
家電量販店やパソコン修理店、パソコン教室などなど、今や色々なところでパソコンを購入することができます。
お好きなところに見にいかれたとして、まず注目していただきたいのは「スペック表」。
ついつい値段にも目が行きがちですが、ぐっと抑えてスペック表に集中しましょう。
スペック表とは、そのパソコンの性能を簡単に表したもの。
値段の数字の上や横あたりに表示されていることが多いです。
スペックの一覧表の例
これは筆者がてきとーに作ったスペック表の例ですが、気になったパソコンがあるのならば、なんせこのような一覧表を探しましょう。
これを見ると、そのパソコンがどれぐらいのグレードのものかが一発で分かってしまいます。
性能はどうやって判断すればいいのか
といえども、今までパソコンのスペックについて、スラスラと読み解ける知識をお持ちの方は、こんなところで悩みませんよね。
そう、どうやって読むかについては、ある程度パソコンの性能をつかさどる部品の名前と、大体の性能のランクを知っておく必要があるのです。
今回は、ざっと簡単ではありますが、詳細をご説明します。
CPU
機械もののお話がお好きな方であれば、
「CPU」という用語をアニメや映画、ドラマの中で聞かれたことがあるかもしれません。
スターウォーズのC-3POがセリフで言いそうな感じですね。
「CPUが少々スペック不足でして…(CPUの性能が足りない、の意)」
というふうに使われることがあります。
では、CPUとは具体的に何なのか。
CPUは機械の頭脳、人間でいう脳に当たるパーツです。
パソコンの制御、演算処理といったものを担当するところで、役割は人間の脳と同じようなものと捉えていただいても大丈夫でしょう。
このCPUのレベルが、自分が求めているパソコンのイメージと合うものをメモしておくといいかもしれません。
- インターネットを見たり、Officeで書類を使ったりする程度
→Intel社であればCorei3のもの AMD社であればRyzen3 - ゲームをしたり動画制作をしたい場合
→Intel社であればCorei7かCorei9 AMD社であればRyzen7かRyzen9 - どっちにすればいいか分からないが、一応多少高性能さが欲しい場合
→Intel社であればCorei5、AMD社であればRyzen5
また、実際のスペック表を見ると、以下のように細かい数字が付いていることがあるかもしれません。
ex)Corei3-10110U、Ryzen3-3250U
この細かい数字を理解する必要はありませんが、何かといいますと、そのCPUが作られた時期を示すものやCPUの細かい製造についての情報がこの数字に表されています。
CPUがいつ頃発売されたものであるかを知りたい場合は、この数字を指さして
「結構新しいCPUですか?」
と店員さんに尋ねてみるのもOKでしょう。
ちなみに、二つのパソコンのCPUを比較するとして、2、3年しか変わらない場合は、余り性能に差がありませんが、4、5年程度になってくると差が出てくるので、そこは注意をしておく必要があります。
メモリ(RAM)
これも、パソコンの性能に欠かすことができない部品といえます。
メモリは具体的に何かといいますと、パソコンを使っていく中で出てくるデータや命令を一時的に記憶しておく役割を持っています。
よくたとえられるのが「作業台」で、このメモリの数字が大きければ大きいほど、作業台の広さが大きくなり、同時進行の作業ができやすかったりします。
最低限でいい場合は、4GB、少し心配な場合は8GBのものを選ぶといいでしょう。
ただ、ゲームや動画作成を考えられている場合は、もっと大きな数字の16GBや32GBなどが必要になってくる場合があるので、こちらも注意が必要です。
ストレージ(HDD/SSD)
HDD(ハードディスクドライブ)などは、よくテレビ番組の録画を保存したりするのに使われたりしますので、結構皆さんにとっては身近なものではないでしょうか。
HDDやSSD(ソリッドステートドライブ)などは、パソコンの中のデータを保存しておく部品です。
先ほどのメモリが一時的にデータや命令を覚えておくのとは違い、作った文書やパソコンに取り込んだ写真や音楽などは、全てこのHDDやSSDに保存されます。
こちらに保存がされると、パソコンの電源を切っても失われることはありませんので、何度でも見返して確認することができます。
では、HDDとSSDは一体何が違うのでしょうか。
パソコンによってもHDDが搭載されているパソコンとSSDが搭載されているパソコンがあります。
これらの性能の差は、簡単に言うと「処理速度の速さ」です。
HDDは昔から使用されてきた保存媒体ですが、長年問題になってきていたのが「劣化」するということです。
勿論SSDも劣化しないとは言い切れませんが、HDDは長期間にわたって使用すると、だんだんと動きが遅くなることが分かっています。
その結果、パソコンの電源を入れてもなかなか立ちあがりが遅かったり、インターネットの画面を開くだけでもずーっとマウスがクルクル回った形になっていたりするなど、将来的にはあらゆるパソコンの動きに支障を出すことが考えられます。
そのため、おすすめしたいのはSSDを搭載したパソコン。
HDDは衝撃に弱いので慎重に扱わないといけなかったり、発熱しやすい部品ですので、冷却するのに消費電力が必要だったりと、なかなか扱いづらいものでした。
ところが、SSDはHDDのようには発熱しづらく、衝撃にも強いことが特徴で、なおかつ処理速度が速い状態がHDDより続きやすいことが長所として挙げられます。
そのため、SSDを搭載したパソコンを購入されることをお勧めします。
ギガ数は、ほとんどの方は128GBや256GB、動画編集やゲームをされる方であれば500GB以上のSSDが搭載されたパソコンをお勧めします。
その他のオプション
また、必要に応じて、自分が欲しいものはパソコンについているかどうかもしっかりと確認が必要です。
例えば、DVDやCDを日常的に見たり、自分で焼きこみをして作ったりする場合は、DVDドライブが必要になってきますし、文書作成等を日常的にするのであればOfficeがもとから入っているパソコンにするなども必要です。
他にも、
- USBやSDカードを挿す接続口
(→SDカードは使わないなら、無視してもOK) - タッチパネルは要るかどうか
- HDMIの端子
→プロジェクターやモニターにつなぐ場合は必要
といったように、自分に必要なものが何かどうか、把握しておくことが大切です。
分からない場合はどこに相談すればいい?
それでも何を買ったらいいか分からない場合。
勿論、家電量販店にいるお兄さんお姉さんでもいいですが、中には
「無理矢理在庫処分のパソコンを売りつけてくるんじゃないの?」
といったように不安を持つ方もいらっしゃるかと思います。
そんな場合、セカンドオピニオンで他のところに聞くのもいいことです。
例えば、パソコン修理をやっているお店でしたら、パソコンの部品や性能事情に詳しいはずですから、
「ちょっと教えてよ…!」
と聞いてみるのも良いと思います。
あとは教室にもよりますが、パソコン教室も案外役に立ってくれたりします。
そういった性能や部品などの「ハード面」に詳しいインストラクターがいましたら、通われている方は聞きやすいかもしれません。
そのため、必ずしも購入する場所の店員さんの言うことすべてを聞く必要はありません。
色々な人に内容を聞いてみて、その意見を自分なりに解釈をしてから購入に向かうと良いでしょう。
キュリオステーション岩出店では、パソコン購入のご相談も可能!
当教室でも、パソコン購入に関するご相談を受け付けています。
ネゴロ教室までお気軽にお越しくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。