パソコン関係で資格を取得する際、パソコン教室で受験ができる検定・試験はたくさんあります。

今回は、その中で特に有名な検定についていくつか簡単にご紹介していきます。

パソコン教室で受けられる一般的な検定

パソコン教室によって、受けられる検定は異なってきます。

検定と呼ばれる試験が大きく分けて2つあります。

それが、日商PC検定とP検があります。

また、「検定」と名前がつかないですが、資格試験として有名なものがいくつかあります。

一般的には、事務職に通用するようなOfficeを使った試験がパソコン教室で実施されていることが多いです。

日商PC検定

商工会議所によって主催されている試験で、こちらも昔から有名なパソコン検定の一つです。

全国の都道府県にある商工会議所(試験校一覧に記載がある)で受験することができます。

ちなみに、商工会議所ではパソコン教室も併設されていますので、そちらのパソコン教室での受験、もしくは商工会議所が認定した一般のパソコン教室が一般的です。

商工会議所のパソコン教室、認定がされた一般のパソコン教室でも、実施されている試験が違ったりしますので、よく調べた上での申し込みがオススメです。

主にパソコン分野で有名な検定は以下の通りです。

  • 文書作成検定(Basic~1級まで)
  • データ活用検定(Basic~1級まで)
  • プレゼン資料作成検定(3級~1級まで)

MOS(Microsoft Office Specialist)

現在、Office(Word、Excel、PowerPointなど)系の検定で、一番影響力があると言われているものです。

Microsoftによって認定されている試験で、内容は一般レベルのSpecialist(スペシャリスト)と上級レベルのExpert(エキスパート)に分けられています。

なお、MOSは試験校と認定されているパソコン教室での受験が可能です。

  • Word Specialist/Expert
  • Excel Specialist/Expert
  • PowerPoint (PowerPointはSpecialistやExpertといったレベル分けがない)
  • Access Expert(AccessはExpertレベルしかない)
  • Outlook(OutlookもSpecialistやExpertといったレベル分けがない)

サーティファイ

こちらも古くから親しまれているパソコン検定試験です。

株式会社サーティファイが提供しているもので、「サーティファイ」が検定の総称を指すこともあります。

主に以下のような試験が有名で、サーティファイから認定がされているパソコン教室で受験が可能です。

  • Excel表計算処理技能認定試験
  • Excelビジネススキル検定
  • Word文書処理技能認定試験
  • PowerPointプレゼンテーション技能認定試験
  • Accessビジネスデータベース技能認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力認定試験

P検

こちらも有名なパソコンの検定試験です。

他のパソコンの試験、検定のような、「Word」「Excel」「PowerPoint」の○級といったように、それぞれ違う内容の級が設けられているのではなく、複数の分野の内容が一つの級に対して問題として用意されています。

例えば、3級を例に挙げると、

  • タイピング
  • 一般問題の選択式問題(コンピューター知識・情報通信ネットワーク・情報モラルと情報セキュリティ)
  • プロフィシエンシーの選択式問題(ICTを活用した問題解決)
  • 実技(ワープロ、表計算)

といったような細かい内容が用意されています。

そのため、他の試験のように

「この分野の勉強だけやっていれば大丈夫!」

というわけではなく、センター試験のように幅広い分野で対応できることが求められます。

級は1級ー5級まで設けられていて、上の級になればなるほど、深い専門的な知識が求められてきます。

地域によっては試験校が少ない試験一覧

試験校として登録されているパソコン教室はそれほど多くはないものの、一部のパソコン教室では受験が可能なパソコンの検定もあります。

今回は、その一部をご紹介します。

Officeやタイピングの検定

  • 日本情報処理検定協会系の検定
  • 全日本情報処理振興協会系の検定
  • タイピング技能検定(E-typing)

プログラミング言語の検定

主に(株)オデッセイコミュニケーションズによって提供されているプログラミングの検定について、ここでは紹介します。

なお、これらの試験も実施している試験校が少ないので、試験校を調べてからの申し込みが必要です。

  • VBAエキスパート
  • Rails技術者認定試験
  • Pythonエンジニア認定試験
  • PHP技術者認定試験

また、もしこれ以外のプログラミング言語の検定を受けられたいと考えているならば、その試験のサイトから試験校を探してみると、一覧が出てくるはずです。

それらの試験校はどちらかというと、大きい施設での試験会場が多くみられますので、パソコン教室で受験できない検定も中にはあります。

注意してみるようにしましょう。

パソコン教室に検定の対策講座はあるの?

先ほど挙げたようなプログラミング言語の検定の対策講座などは、やはり専門的な内容ということもあってなかなか現実的にやっているところは少ないです。

しかし、パソコン教室であれば、Office系の検定については、ほとんどの教室が対策講座をやっているでしょう。

特に、MOSやサーティファイ、日商PC検定の試験会場をやっているパソコン教室であれば、十中八九、試験対策講座はやっているはずです。

気になる方は、一度お近くの試験校に問い合わせをされると良いでしょう。

最後に

パソコン教室で受けられる検定について、有名なものを簡単にご紹介しました。

これ以外にも勿論パソコン教室で実施されている検定はありますので、自分の目標に遭った検定を見つけて是非受験してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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