転職中、休職中の方向けのスキルアップといえば、「職業訓練」。
新たに就業するために必要なスキルを身につけるためのもので、その講座種類は多岐にわたります。
勿論、パソコンに特化した職業訓練もありますので、事務職に就きたい方は受講を考えられたりするのではないでしょうか。
今回は、ハローワークでよく見かける「職業訓練」についてお伝えしていきます。
もくじ
職業訓練の主催者はハローワークではない!?
「えっ、あんだけハローワークで言ってるじゃないの」
と思われる方、ごもっともでございます。
ハローワークでは勿論、職業訓練の申し込みはできますが、主催者はハローワークではないのです。
では誰かというと、県や府などの都道府県。
そしてこの制度を全体的に推進しているのが厚生労働省です。
「それじゃ、県が就業のトレーニングをしてくれるの?」
と言われれば、それもまた違うのです…。
トレーニングを請け負うのは、「民間」であるパソコン教室や専門にトレーニングを行っている機関が多いです。
そのため、国や県の人が教えてくれるわけではないのでご注意を。
誰でも職業訓練を受けられるわけではない
実は、職業訓練、誰でも受けることができるわけではありません。
選考があり、応募後に筆記試験と面接がある場合が多いです。
そのような詳細は、ハローワークで教えてもらえることもありますし、各都道府県の労働局のホームページに載っていることも多いです。
「○○○(都道府県名)労働局 職業訓練」と検索すると出てきやすいようです。
パソコンが初めてでも、職業訓練に参加しても大丈夫?
これは多くの皆さんが持たれている疑問かと思います。
結論から言いますと、今までパソコンをお仕事でメインに使ってこなかった方であると、パソコンに特化した職業訓練に参加するのはハードルが高いと言えます。
なぜなら、この職業訓練は「即戦力」のスキルを身につけることを目標としていますので、一から優しくパソコンを教えてくれるところかと言えば、そうではないことが多いです。
そのため、
「入力にかなり時間がかかるんだけど…」
「マウスそんなに触ったことがないなぁ」
という方は少し難しいかもしれません。
そのため、仕事でメインに使ってこなかったとしても、最低限入力する際にローマ字がすらすら出てくる状態や、マウス操作は不自由なくできる状態の方であれば、参加しても大丈夫でしょう。
逆にもし、一からパソコンを学ぼうと考えられている方は、職業訓練ではなくパソコン教室に通うとよいかもしれません。
パソコン教室であれば、基本的なことをゆっくり教えてもらえますし、また自分のペースで通うことができますので、休みにくい職業訓練と違って通いやすいメリットがあります。
職業訓練(パソコンコース)では何が学べるの?
職業訓練では、よく求人要項に書いてある「Word」や「Excel」といったものだけではなく、以下のようなものも学べるようです。
- 身だしなみ、言葉遣い、来客応対等のビジネスマナー
- 職場でのコミュニケーションの取り方(報告・連絡・相談等)
- 求人への応募書類や面接対策、求人動向の分析等
- PowerPointによるプレゼンテーションの実習
- ホームぺージを作成練習(HTMLやCSSなどマークアップ言語の学習
これ以外にも都道府県によって学習内容にある程度差はありますが、主にこのような科目が採用されているようです。
最後に
ハローワークで目にする「職業訓練」の詳細についてお伝えしました。
受講を検討されている方々の参考に少しでもなりましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。