「スマホが出てきてからは、スマホ1台でなんでもできるようになったよね!」
「スマホがあれば、パソコンなんか要らないでしょ…」
なんていう声、よくよく聞くようになりました。
悲しきことです…。
昔と比べてパソコンは多少は持ち運びしやすくなりましたが、スマホに比べると携帯性については「うーん」と言わざるをえないところもあります。
ですが!
まだまだパソコンは、仕事にも趣味にも!と社会的にはまだまだ必要なモノなのです。
もくじ
結論:パソコンはまだまだ絶滅しない
パソコンは今後すぐに無くなる、利用しなくなることはないでしょう。
暴論ですが、いまだにFAXだって残っているじゃありませんか。
「この申込書はメール添付では受付不可です。FAXもしくは郵送でお送りいただきますようお願いいたします。」
なんて記述を見て先日、深ーいため息をついた筆者ですが、パソコンもまた然り。
- 社会への浸透率がいまだに高い
- 大きい画面やキーボードによる高い効率性
- できることの幅が圧倒的に広い
というような要素を考えると、まだまだパソコンはこの先の社会でも生き残っていくでしょう。
高い浸透率
デスクワーク、という言葉を聞いて、タブレットやスマホはあまり一般的には思い浮かばないと思います。
デスクワークの大半を占めるのはいまだにパソコンであり、日本全国、世界中でパソコンから脱却できている会社はまぁないのではないでしょうか。
実際文部省の統計によると、1990年代後半の企業のパソコン普及率が6割であったのと比べ、2004年頃には9割までに普及したことがわかっています。
多少古いデータであることは否めません。
ですが、この結果を踏まえて今の社会を見てみても、企業のパソコン普及率は変わらず高いことは明白です。
そのため、業界や職種にかかわらず、依然としてパソコンを使って業務をする可能性はこれからも大いにあるといえます。
ストレスフリーで作業効率が断然Good
これはスマホと比べると、揺るぎない事実ではないでしょうか。
勿論、異論もあるでしょうが、例えば急ぎの仕事をする前提で考えてみましょう。
「おい、君。大至急急いでくれ。顧客Aへの納品リストの修正だ!!」
なんて言われた日には大惨事。
タブレットPCならまだしも、スマホの狭い画面内でポチポチするのはいくらなんでもツラいはずです。
また、「この資料を見ながらこっちに入力していこう…」
なんてことは当然スマホでもできるのでしょうが、画面分割でさらに小さくなって余計にストレスになったりもします。
よっぽどスマホの扱いに慣れているツワモノでないと、パパっとできることはないでしょう。
それに比べてパソコンはそもそも画面(ディスプレイ)が大きいので見やすさはもちろんのこと、性能によっては複数のソフトを同時に立ち上げて使用できたりするので、非常に便利です。
「あの資料を見ながら入力したい…」
といったことにももちろん対応が可能。
小さい画面やマルチタスク進行(同時に複数のアプリケーションを立ち上げる)ができるのはやっぱりパソコンのみです。
できることの幅が圧倒的に広い!
「万能性」といえば語弊があるかもしれませんが、スマートフォンやタブレットなどと比べると、できることの幅はパソコンの方が広いと考えてもよいでしょう。
もちろん全てのパソコンも万能性を兼ね備えているわけではありませんが、バカ安いペーペーなパソコンではなく、そこそこしっかりしたパソコンの場合であれば、
- 文書作成(Officeソフトを使用した)
- 写真加工
- イラストの作成
- 簡単な動画編集
- CD・DVD作成
- あまりパソコンに負荷がかからないゲーム
- プログラミング学習
- ホームページ作成
- ビデオ通話
- 年賀状作成
などなど、一通りのことができます。
スマートフォンやタブレットでのアプリによる動画編集や写真加工、イラスト作成などは機能も限られてくるでしょうし、パソコンで使用できるソフトの方が使える機能が多かったりします。
(※写真の加工や動画の編集などで本格的にプロのクオリティを目指したいのであれば、そこそこのレベルよりももっと高性能なパソコンを入手する必要があります。)
また、動画編集などをスマホで長時間するとカイロなみに温かくなったり、動きが悪くなる可能性も。
そのような点を考えれば、パソコンはスマートフォンやタブレットと比べると選択肢が多いといえます。
加えて、今はやりの「テレワーク」をしようと思ったら、パソコンは必須です。
いろんなクラウドソージングのサイトの応募要件を見てみても、
- 「パソコンがあること(スマホ不可)」
- 「インターネットは光回線であること」
というように、パソコンが自宅にあることが必須、といったところが多いです。
何か仕事をしようと思ったら、パソコンはなくてはならないものだと言えます。
パソコンはスマホと違って買いにくい
スマホやタブレットならば、まだ気軽に買えますよね。
高い性能を求めるのであれば、パソコンにも負けない価格にはなってきますが、一般的な性能のスマホ・タブレットであればそこまでの値段はしません。
ただ、パソコンを買うとなると、一気にハードルが上がるのは事実。
昔に比べて安くなったものの、未だに「高い買い物」でありますし、「壊れたらどうしよう…」という不安も持たれやすいものではあります。
また、性能を理解して買うということは、初心者にとってはさらにハードルを高く上げてしまうもの。
「騙されて、変なパソコンを売りつけられたらどうしよう…」
なんていう不安をお持ちの方も多いはず。
そのため、いくら仕事で必要だったり、ちょっとお家で触りたい…ということがあっても、なかなかすぐ買おうというわけにはならないのです。
まだまだパソコンも必要とされる世の中なのに、未だに買いづらいという点は多くの人が悩まされていることかと思います。
パソコンはどのくらいのものを買うべき?
「といったって、今まで使ったことがないから、どんなパソコンを買えばいいか分かんない。
でも、パソコンなら安いヤツでもいいんでしょ?」
という考え方をされる方が、実は案外多いのです…。
高いパソコンは、決して「余計なオプションを付けただけのパソコン」ではありません。
高いなりの能力を持っているから、お値段も跳ね上がってきます。
ただ。
全ての方々が、30万円、40万円もするような高ーいパソコンを選んだり買ったりする必要はないのです。
これも車を買うのと同じ。
ご自身の使用用途で決めてしまえばOKなのです。
「普段は買い物でしか使わないから、軽自動車でいいかなぁ」
「いや、やっぱり高級感は譲れないね!●MWや●UDI、●OLVOぐらいが欲しい…」
といったような感覚で考えれば、パソコン選びは何も難しいことはありません。
では、ご自身が選ぶべきパソコンは、どのような能力を持っていれば十分なのか見ていきましょう。
まずはパソコンの使用用途を把握
まずは。
ご自身がどのような用途でパソコンを使うのかどうか、「使用用途」をしっかりと把握しておかなければいけません。
先ほどの車の購入事例のように、自分がパソコンにこだわりがあるのかどうか、どのような用途で使うのかを把握していれば、何を買えばいいのかが一目瞭然で分かるようになります。
賛否両論が沸き上がるほどのざっくり度ではありますが、ここで筆者がかんたんに使用用途をざっくりと分けたパターンをご紹介します。
ご自身がどちらに当てはまるかをお考えになって、どちらのパターンのパソコンを買えばよいかの参考になさってください。
どんなスペック(パターン)にすればいい?
例えば。
「仕事で文書を作成したり、オンライン会議をしたり、あとはインターネットを使ったりするくらいかなぁ」
という方はAタイプ。
一方で、
「趣味や仕事で動画編集をしたいなぁ」
「アドビのフォトショップやイラストレーターとか入れたいし、あとは高機能のお絵かきソフトも使いたい!」
「趣味がゲームなのよね…結構高画質だし、バリバリ何時間もやっちゃうんだわ」
といったような方であればBタイプです。
では、それぞれAとBのパターンでは、どのような能力のパソコンを買えばよいのでしょうか。
Aパターン
Aを選ばれた方は、大体以下のような能力が搭載されているパソコンを探されると良いでしょう。
- CPU(パソコンの頭脳部分のこと)…Corei3もしくはCorei5搭載
- メモリ(パソコンの中の作業台のような部分、別名RAMとも書かれる)…最低4GB~8GB程度
- ストレージ(パソコンのデータを保存したりする場所のこと)…SSDというパーツで250GB程度
※SSDの代わりにHDD(ハードディスクドライブ)という部品が、ストレージに使われる場合がありますが、長くパソコンを使えば使うほど動作や処理速度が遅くなりがちなので、SSD搭載をお勧めいたします
Bパターン
Bを選ばれた方は、大体以下のような能力が搭載されているパソコンを選んでいただくといいでしょう。
- CPU(パソコンの頭脳部分のこと)…Corei7もしくはCorei9搭載
- メモリ(パソコンの中の作業台のような部分、別名RAMとも書かれる)…最低16GB~32GB程度
- ストレージ(パソコンのデータを保存したりする場所のこと)…SSDというパーツで500GB程度
ノートパソコンとデスクトップパソコン、どちらにすべき?
同じ能力を持っているパソコンでも、持ち運びできるタイプ(ノートパソコンタイプ)か、机に固定して置いておくタイプ(デスクトップタイプ)があります。
これもご自身が普段使われる場面を想像して考えましょう。
「仕事で持ち運びしそうだなぁ…」
「自分で設置するのとか、大変そうだなぁ…」
というのならば、ノートタイプ、
「家でしか使わないかもしれない…!」
「大きいモニターで作業したいなぁ!家にスペースはあるから大丈夫」
というのならばデスクトップタイプをお勧めします。
ただ、
「よくデスクトップの方が性能がいいって聞くけど…!」
という方も、中にはいらっしゃいます。
確かに厳密に言えば、
- 持ち運びしないから衝撃も少ない → 壊れにくい
- お家の快適な環境の中で使用 → 野外のように高温な環境に遭遇しない
- 常に電源コードを指しておく → 安定した電力供給ができる
- パソコン本体は箱型になっているから、空間が取れるので熱がたまりにくい → パソコンが快適に動作する
という環境づくりができますので、デスクトップ型が安定して使える、「高性能なものが多い」という評価につながっていることは言えます。
しかしながら、一般的にパソコンを使うだけの方であれば、そこまでの違いを気にする必要はありません。
むしろ、性能を重要視しすぎるあまり、自分が使いたい使用用途に合わないパソコンを買ってしまうことの方が問題と言えます。
普段から持ち運びしたい場合や、モニターや周辺機器の設置などを一人で出来ない・不安である場合などは、無理をしてデスクトップを買う必要はないかと思います。
「ノートパソコンはたいして性能が高くないから…」
なんて言われていたのはひと昔前のお話。
確かにデスクトップに劣る面も今でも多少見られるかもしれませんが、昔と比べればノートパソコンの性能もかなり向上してきています。
そのため、デスクトップ型でないと性能が悪いということではありませんので、その点は注意しておきましょう。
MacとWindowsはどっちを選べばいい?
パソコンOS(Operating System:オペレーティングシステム)は、世界では人気を二分するものがあります。
それがMacとWindows。
日本ではWindowsのシェアが圧倒的ですが、中にはMacを使う人もいたりと、人それぞれバラバラだったりします。
では、MacとWindowsのどっちがいいのか。
大多数の意見に同調するようで申し訳ないですが、何もこだわりがないのであればWindowsがおすすめ、無難です。
もちろん、Macユーザーは日本国内で数多くいたりしますが、Macユーザーに対する使い方のサポートはWindowsと比べまだまだ少ないのが現状です。
ある程度Apple製品を使いなれている方であれば、Macパソコンを買っても使用方法に困ることはないでしょうが、まったくMacやApple製品を使ったことがない人であれば、なかなか初心者に対するサポートというのは充実していません。
昔より増えてはいるのでしょうが、
- 周囲にサポートしてもらえるところ(パソコン教室など)が少ない
- Windowsで使えてもMacで使えないソフトなどが多々あったりする
- 日本社会の大半がWindows(所説ありますが、今でも大半を占めます)
といった点を考慮すれば、初心者の方に使う環境のハードルが高すぎるということがあります。
自力でインターネットで調べたり、Mac対応のサポートショップを調べたりする等頑張れるのであれば、Macを購入してもいいでしょう。
しかしながら使い始める際に、そのようなことをとても一人ではできないという方に関しては、やめておいた方がよいです。
周囲のサポートや情報が少ない状態で使っていて、問題につまづいたりした際、心がぽっきり折れてすっかりパソコンを使わなくなってしまった…ということになれば本末転倒です。
自分が使い続けるための努力ができるかどうかをよく考えて購入を決めましょう。
〇このブログ記事のまとめ〇
パソコンがこれからも生き残っていく理由、そしてパソコンの選び方(かんたんver)についてお伝えしてきました。
もちろんお伝えしたように、パソコン使用にもいくつかデメリットはありますが、スマートフォンやタブレットにはまだまだ負けないくらい、パソコンには長所があります。
パソコン要らない派・苦手派の皆さん、ぜひ使いこなせるようになって、さらにご自身の可能性を発見してみてくださいね!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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