パソコン教室選びは案外悩むもの

「パソコン教室」と一口にいえども、全て同じような教室ではありません。

地域によっても違いますし、会社や個人で経営するところでも勿論違いはあります。

今回は、そんなパソコン教室の違いについて解説していきます。

大都市に多い「都心型」教室

お住まいの地域が割と「都心」と言える方々、またお仕事帰りに寄られようとされる方であれば、「都心型」の教室が良いかもしれません。

その名の通り、教室へのアクセスは抜群によく、通いやすいことが何と言っても魅力的ですね。

ただ、都心型のパソコン教室であれば、教室の授業形態は基本的に「講座ごとにお金を支払う」という方針とされていることが多いです。

そのため、Excelを習得するのであれば、「Excel基礎」の講座で○○円、「Excel応用」の講座で○○円、といったように講座にお金を支払い、授業を受けることになります。

安いものであれば数万円、高ければ10万円は普通に超えてくるような価格のものが多いです。

そのため、1つの講座を終えるまで、次の講座に移ることができないため、融通が利かないところがデメリットであると言えるでしょう。

このような支払い形態が難しい場合は、あまり都心型のパソコン教室はお勧めしません。

  • 東京や大阪などなど大都市に勤務していて勤務帰りに行きたい方、もしくは都心にある方が通いやすい方
  • 講座の支払いに余裕がある方

にオススメです。

広域に展開の「郊外型」

都心型とは違い、気軽に授業を受けやすいのが「郊外型」。

よく、大きいショッピングモールなどに入っている教室は、これらに当たります。

映像授業での受講を進めているパソコン教室が圧倒的に多く、料金は月謝制がほとんど。

都心型は講座それぞれがかなりの金額になってくるので、なかなか次の学習の計画が立てづらいという方もなかなかいらっしゃるかもしれませんが、郊外型であれば月に○回で○○円といったような形になるので、計画も立てやすいです。

そのため、

「何から勉強したらいいか分からないなぁ…」

というような初心者の方には、色々と「この講座を取ってみましょう」といったように相談にものってくれますから、心強い味方となるでしょう。

ただ、都心型、郊外型の授業では、授業内容に融通が利かないということがウィークポイント。

「今日だけちょっと別の事を教えてほしいんだけれど…」

といった要望には、なかなか対応できない教室もあったりします。

講座によって消化しないといけない回数や期限が迫っている場合は、それらを優先できないからです。

  • 一度の高い受講料は厳しい、月謝制度の方が良い方
  • パソコン初心者で本当に何から始めていいか分からない方
  • 映像授業でも抵抗なく受講できる方

これらのような方々には郊外型の教室がオススメです。

十人十色の「個人経営型」

もう一つあるのが「個人経営型」。

個人の経営者が運営している教室です。

「都心型」や「郊外型」のパソコン教室があるようなところまでなかなか出ていけない方、困ったときに融通が利くような教室を探している方、個人経営の教室にも抵抗がない方はこちらがおすすめできます。

勿論、経営者によってそれぞれ、教室の学習の進め方は違ってきますが、大きな会社の教室と比べ、何かとお願いをすると聞いてくれるということもあります。

具体的に言いますと、

「急遽仕事でこの作業をしなければならないんだけど助けて!」

「会社で要るって言われたから、今日からExcelをやりたいんだけど…」

といったような、学習内容の変更ができたりすることが「融通が利く」ということ。

何故かというと、個人が経営する教室はその個人経営者にすべての決定権があります。

そのため、教室の運営も自分で把握をしていたり、教室の規則も柔軟に変更が出来たりするので、個人に寄り添った対応がしやすいのが利点だと言えるでしょう。

ただ、個人経営の教室に多い授業の進め方が、テキストを見ながら自分で学習するというやり方です。

通われる方はある程度、自分でテキストを読んでいかないといけません。

確実に理解する必要もなく、多少できなくても問題はないのですが、テキストを読むという姿勢、そして少し自分でやってみるという姿勢がない人であれば、なかなか難しいでしょう。

そのため、「テキストだけでは…」という方は、「郊外型」に多くみられるような映像授業の方がいいかもしれませんね。

ちなみに、授業料は月謝制を採用しているところが多くみられ、月に○コマで○○円というような形態がほとんどです。

  • 「都心型」や「郊外型」の教室には地理的になかなか行きづらい方
  • 困ったときに教室に相談にのってほしい方
  • テキストでの学習に抵抗がない方

選び方|パソコン初心者が教室のチェックをするポイントは3つ

パソコン教室を選ぶとき、多くの初心者の方は何を基準に選べばいいのだろうと思っていませんか。

パソコン教室の選び方について説明します。

パソコン教室を選ぶときにチェックするポイントは以下の3点です。

  • インストラクター
  • 教室の雰囲気
  • カリキュラム

確かに、一斉授業やマンツーマン、個別指導などの授業形式も重要なポイントです。授業形式によって、授業料やカリキュラム、教室の雰囲気が変わります。

また、月謝が高い、安いも気になります。

しかし、最短で習得するのであれば上記の3つのポイントをチェックしてくださいす。

インストラクター

1つ目のポイントは、インストラクターの説明の仕方です。

なぜなら、パソコン教室に通う目的の1つは、インストラクターにわからないところを教えてもらうことだからです。

独学の場合は、教材やインターネットを使って自分で調べなければなりません。

しかし、教室に通っていれば、わからないことがあればインストラクターに教えてもらえます。

だから、授業を見学したり、無料体験を利用したりしてインストラクターの説明の仕方を確認してください。

確認するポイントは、2つあります。

1つ目は、人によって説明を変えているかどうかです。

人によって理解できる、できないは異なります。

同じ質問であっても人によって説明を変えなければ生徒さんは理解できません。

最初の説明で生徒さんが理解していないようであれば別の説明をしているかどうか確認してください。

2つ目は、インストラクターが知らないことを生徒さんが質問したときにどのような説明をしているかです。

インストラクターはすべての操作を知っているわけではありません。

質問に即答できない場合もあります。

そのような場合、生徒さんの貴重な授業時間を無駄にしないために、宿題とすることが大切です。

インストラクターがわからないことを説明せず宿題にしているかどうかを確認してください。

教室の雰囲気

2つ目のポイントは、教室が質問しやすい雰囲気かどうかです。

何度も説明しますが、教室にはわからないところを教えてもらうために通っています。

質問できなければ独学と同じです。

確認するポイントは2つあります。

1つ目は、インストラクターと生徒さんの数です。

なぜなら、1人のインストラクターに対して生徒さんの数が多いと質問できる時間が少なくなるからです。

目安としては、個別指導の教室であれば、インストラクター1人に対して生徒さんの数が3人なら質問できる時間は十分あると思います。

2つ目は、インストラクターから声かけをしているかどうかです。

なぜなら、生徒さんによって、質問が苦手な方や質問内容をどう説明していいかわからない方がいるからです。

そのような生徒さんは、質問がないからわかっているのではなく質問できない可能性があります。

生徒さんの進み具合を見て声掛けしているかどうか確認してください。

カリキュラム

3つ目のポイントは、カリキュラムが固定されているかどうかです。

なぜなら、カリキュラムが固定されていると、生徒さんにとって必要がない学習もしなければいけないからです。

生徒さんによって、パソコンを習う目的や現在のスキルが異なります。

どの生徒さんに対しても同じカリキュラムで進めることはできません。

だから、生徒さんに応じたカリキュラムを組んでいるかどうかを確認してください。

パソコン教室を選ぶ方法とは

パソコン教室の選び方は、以下のとおりです。

  • パソコン教室に通う目的を明確にする
  • パソコン教室の説明を聞く
  • 無料体験を利用する

パソコン教室に通う目的を明確にする

最初に、パソコン教室に通う目的を明確にしてください。

目的によって期間やコース、レベルなどが変わります。

当教室に来られている生徒さんの主な目的は以下のとおりです。

  • 就職のため
  • 会社の仕事で必要になったため
  • 趣味にパソコンを活用するため
  • 小中学生の習い事として

例えば、就職が目的の場合、期間は短期になることが考えられます。

エクセル(Excel)であれば、グラフの作成や関数を使ってのデータの集計のマスター、

ワード(Word)であれば、社内外への文書作成や会議資料を作成できるようになることが学習内容になるのではないでしょうか。

また、MOSなどのパソコンの資格取得のために勉強する人もいます。

しかし、趣味に活用することが目的の場合は、趣味で撮影した写真や動画を編集することが学習内容になることが考えられます。

だから、最初にパソコン教室に通う目的を明確にしてください。

パソコン教室の説明を聞く

次に、パソコン教室の説明を聞いてください。

なぜなら、選んだパソコン教室で目的を達成できるかどうかを判断しなければならないからです。

インターネットのホームページなどには、その教室の様子や評判が掲載されています。

しかし、すべてが正しいわけではありません。

実際に教室へ行き、説明を受けなければ事実はわかりません。

パソコン教室に通う目的を伝え、対応可能かどうかを確認してください。

無料体験レッスンは必ず利用する

パソコン教室を利用する前に無料体験レッスンの利用をおすすめします。

インターネットのホームページや口コミの情報もあります。

しかし、実際にレッスンを体験してください。

料金はかかりません。

事前に電話などでの予約・申し込みが必要な場合があります。

カウンセリング

当教室では、無料料体験レッスンの前にカウンセリングを実施しています。

カウンセリングの目的は、2つです。

  • 入会希望者の疑問点を解決すること
  • 入会希望者の目標や目的を把握すること

生徒さんに安心して入会していただくため、疑問点をすべて解決しています。
カウンセリングでは、不安なことや疑問なことを担当カウンセラーに聞いてください。

生徒さんの目標や目的を最短で達成していただくために、パソコンを勉強する目的や目標、通学できる回数などを聞かせていただいています。

ウンセリングを通して、あなたに目的や目標にあったカリキュラムを提案させていただいています。

パソコン教室に不安があればカウンセリングでご相談ください。

カウンセリングの後、無料体験レッスンを実施します。

無料体験レッスン

無料体験レッスンで確認していただきたい主な内容を記載しておきます。
(一例です。)

  • 講座が自分の学びたい内容になっているか
  • 授業の形式はどうか
  • インストラクターの教え方や説明はわかりやすいか
  • 自宅や職場からのアクセスはどうか
  • 車で通う人は、駐車場はあるか
  • 電車で通う人は、駅に近いか
  • 自分が通うことを考えている時間帯の他の生徒さんはどんな生徒さんか

無料体験レッスンについては、こちらを参考にしてください。

どのようなレッスンスタイルがあるか

パソコン教室のレッスンスタイルの代表的なものは、以下の通りです。

  • 一斉授業
  • 動画・映像授業
  • 個別指導
  • マンツーマン(個人)レッスン
  • オンライン

一斉授業では、数人の生徒に対し、1人の講師(インストラクター)が教えます。

動画・映像授業では、生徒さんは各自でビデオを見て操作方法を勉強します。

わからないことがあれば、講師(インストラクター)に質問します。

わからないことは、受講中に解決することができます。

生徒がそれぞれ自分のペースで勉強を進めることができます。

個別指導では、複数の生徒に対し、1人の講師(インストラクター)が教えます。

個別指導も、わからないことがあれば講師(インストラクター)に質問します。

わからないことは、受講中に解決することができます。

生徒がそれぞれ自分のペースで勉強を進めることができます。

予約制なので通いたいとき通うことができます。

マンツーマン(個別)指導では、生徒1人に対し、1人の講師(インストラクター)が教えます。

講師(インストラクター)を独占できるところが、他のレッスンスタイルと大きく違います。

オンライン講座では、教室に行かなくても教室と同じ内容をどこでも受講できます。

転職などでスクールに行っている時間が少ない人にはメリットです。

わからないところは、受講中に行うことができます。

オンライン講座利用のために通信の環境を設定する必要はありますが、教室に相談すれば簡単に行うことはできます。

最後に

パソコン教室の種別について、お伝えしてきました。

パソコン教室がどれも同じに見える…という方の参考に、少しでもなれましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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